宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2005/ 7/31 12:56 更新 X1.3の大規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速ですが、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 792黒点群は非常に活発な状態を続けています。 昨日、30日15時(世界時30日6時)にX1.3の大規模フレアを発生させました。 その直前の30日14時(世界時30日5時)にはC9.4の小規模フレア、 今日、31日1時半(世界時30日16時半)にはC8.9の小規模フレアなども起こしています。 792黒点群は規模を保っており、今後もフレア活動に注意が必要です。 Xフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C3カメラによる動画をご覧下さい。 729群が太陽の中心に近づいて来ているため、今回は地球への影響がありそうです。 動画を見ると、ガスの最も濃い部分は太陽の左側に飛び出しています。 しかし、それとともにやや薄いガスが太陽の右側にも飛び出しているのが分かります。 この様に、太陽から全方向にガスが飛び出すような見え方をした場合は、 full halo CME(フルハローCME)と呼びます。 これは、高速の太陽ガスが地球方向に向かって来ていることを示しているのです。 高速の太陽風が、早ければ明日8月1日の朝から、その日の午後にかけて地球に到来する可能性があります。 高速ガスの中心部ではありませんので、激しい太陽風の乱れにはならないと思いますが、 SOHOの画像で比較的はっきりとガスが見えているので、それなりに規模の大きな擾乱になるかもしれません。 その後、磁気嵐が発達したり、オーロラ活動が活発になる可能性があります。 太陽風は速度が480km/秒へ緩やかに低下を続けています。 480km/秒まで下がったところで、一旦安定していますが、基本的には低下傾向の中にあると思われます。 ただし、明日以降は、CMEによる乱れが発生するでしょう。 オーロラ活動は穏やかになっています。 太陽放射線は、やや下がって20PFUになっていますが、 依然やや高いレベルを保っています。 30日15時(世界時30日6時)のX1.3大規模フレアによるCME(太陽ガスの放出現象)。SOHO LASCO C3による。 (c) ESA & NASA  SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC  SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA)  ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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