宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:22)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/19 07:58 C5.2
04:03 M1.7
1/18 18:52 C2.5
03:31 C2.3
1/17 13:41 M1.1
08:01 C3.9
00:57 C3.0

黒点  1/19 (NOAA)
磁場 フレア
1396 4 β ---
1399 1 α ---
1401 18 βγ M2
1402 8 β ---
1403 5 β ---
1405 2 α ---
1406 2 β ---
1407 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 360 -0.8
-2 h 376 -0.3
-4 h 378 +0.4
-6 h 383 -0.8
-8 h 382 +2.0
-10 h 388 -0.5
-12 h 400 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -7 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
1/19 0.4 4x10^1
1/18 0.5 3x10^1
1/17 0.5 3x10^1
1/16 0.4 2x10^2
1/15 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/14 14:24 太陽風の速度はやや高速くらいに下がり、磁気圏のオーロラ活動も穏やかです。
2012/ 1/15 11:37 太陽の東端でM1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2012/ 1/16 08:56 太陽風に弱い乱れが到来しています。この後、高速風が始まるかもしれません。
2012/ 1/17 11:25 太陽でCクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速になり、オーロラの活動も高まっています。
2012/ 1/18 13:01 太陽風は平均的な速度に下がっています。M1のフレアが発生しました。
最新のニュース

2012/ 1/19 10:22 更新
太陽でMクラスのフレアやCMEが発生しています。太陽風は低速になり、磁気圏も静かです。

担当 篠原

今日の早朝、19日4時(世界時18日19時)に、
太陽の東側の1401黒点群でM1.7の中規模フレアが発生しました。
続いて、19日8時(世界時18日23時)には、
西側の1396黒点群でC5.1の小規模フレアが発生しています。
2つの様子を、GOES15衛星のX線写真の動画でご覧ください。

また、これらに先立って、
18日22時(世界時18日13時)頃には、
太陽の南側へ弱いCME(太陽ガスの放出現象)が噴き出しています。
1399黒点群で発生した小さいフレアに関係しているようです。

CMEは太陽の中心付近で発生していますが、
STEREO BehindのCOR2によると、CMEは南斜めに向かって噴き出しています。
このため、地球への影響は弱いでしょう。
22日か23日くらいの太陽風に小さな変動が見られるかもしれません。


太陽風は、少しずつ速度を下げて、370km/秒と低速風に変わっています。
コロナホールの影響から抜けきった様です。

磁気圏も穏やかで、
AE指数は小さな変化は見られますが、全体としては静かです。


この後、16日に発生したCMEの影響がやって来るかもしれません。
太陽風の磁場や速度に小規模の変化が発生し、
オーロラの活動も高める可能性があります。
しかし、変化としては弱いものに留まりそうです。

それ以降は、低速の穏やかな太陽風が続き、磁気圏も静かでしょう。



GOES-15のX線カメラによる、太陽の東と西で発生したフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C2カメラと、STEREO Behind COR2カメラによる南方向の弱いCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。