宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:59)
昨日、C2.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/21 --- ---
9/20 01:26 C1.2
00:03 C2.6
9/19 --- ---

黒点  9/21 (NOAA)
磁場 フレア
1569 2 α ---
1571 3 β ---
1574 4 β C1
1575 6 β ---
1576 3 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 460 +0.3
-2 h 528 -0.3
-4 h 542 +0.6
-6 h 530 -0.3
-8 h 560 +0.2
-10 h 577 +0.3
-12 h 569 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -35 -/ -
-2 h -37 -/ -
-4 h -40 -/ -
-6 h -43 -/ -
-8 h -44 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
9/21 0.3 2x10^2
9/20 0.4 9x10^2
9/19 0.4 6x10^2
9/18 0.4 1x10^3
9/17 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
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AIA304動画 (SDO)
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STEREO (STEREO)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 9/16 12:14 太陽風は穏やかですが、今後、コロナホールやCMEの影響が始まりそうです。
2012/ 9/17 11:32 太陽は静かです。太陽風も、400km/秒台前半と穏やかです。
2012/ 9/18 13:04 太陽の東端でフレアが起きています。太陽風は穏やかです。
2012/ 9/19 12:05 太陽の東端から新しい黒点が現われました。太陽風は平均的な状態です。
2012/ 9/20 13:32 太陽風の磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が活発になりました。
最新のニュース

2012/ 9/21 12:59 更新
高速の太陽風が到来しました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日紹介した昭和基地のオーロラと同じ頃に、
北半球のロシア、ムルマンスクで撮影されたオーロラの写真を、
現地にお住まいの福島さんよりいただきました。
頭上のオーロラの曲線の美しさとともに、
ムルマンスクの町明りと水面に反射しているオーロラの光が見事です。
どうもありがとうございました。

1週間前にも、フィンランドで撮影されたオーロラを紹介しましたが、
オーロラの季節が北半球へ移りつつあるのだと実感します。


太陽風は、昨日のニュース以降にゆっくりと速度が上がり、
20日21時(世界時20日12時)頃に、580km/秒の高速太陽風になりました。
半日ほど経った現在は、既に下がり始めていて、
470km/秒と高速状態から抜け出しつつあります。

太陽風の磁場強度も、昨日は10nT程度に強まっていましたが、
速度が上がるとともに弱まって、
最高速度に達した後は、5nTを割って、現在は3nTくらいに弱まっています。

コロナホールによる高速風はこれで終わりなのかどうか、
前周期はもうしばらく続いていたので、
今日、明日の太陽風の変化に注目してください。


磁気圏では、AE指数で500nT程度の変化が発生しています。
速度は上がりましたが、磁場強度は弱まり、
南北成分は0nT付近に下がってしまったので、
影響は小さくなってしまった様です。


太陽は、南西に沈みかけている1574黒点群で
C1.0の小規模フレアが1回起きた程度で、穏やかです。




ロシア・ムルマンスクで撮影された、現地20日未明のオーロラ。福島さんより。
(c) 福島氏、ベルガン氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。