宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:41)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 1 02:17 C2.6
8/31 --- ---
8/30 10:58 C8.3

黒点  9/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1834 12 β ---
1835 9 β ---
1836 9 βγ C8

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:37 453 -0.8
-2 h 453 -0.0
-4 h 439 -1.3
-6 h 441 -2.1
-8 h 451 -0.3
-10 h 423 +1.5
-12 h 412 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
9/ 1 0.3 9x10^1
8/31 0.3 3x10^2
8/30 0.3 3x10^2
8/29 0.3 2x10^2
8/28 0.5 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 8/27 10:25 太陽風は低速の風になっています。太陽の活動も静かです。
2013/ 8/28 12:05 太陽風磁場の強まりにより、オーロラの活動が強まっています。
2013/ 8/29 13:29 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽も静かです。
2013/ 8/30 17:38 C8.3のフレアが発生しました。太陽風は低速ですが、高速風が近づいているかもしれません。
2013/ 8/31 10:09 太陽風磁場がやや強まっています。昨日のC8フレアの様子をどうぞ。
最新のニュース

2013/ 9/ 1 13:41 更新
太陽風は440km/秒にやや上がっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

今日は北極と南極のオーロラを紹介します。

1枚目は、ロシア連邦ムルマンスク市の福島さんよりお送り頂いた、
ムルマンスク州中部キーロフスク市在住の
ジガーノフ氏によるオーロラの写真です。
昨日(31日)の朝に届いたので、8月30日の撮影ではないかと思います。
薄雲を通しての撮影だったそうですが、
緑やピンク色の鮮やかなオーロラが空を飾っています。
オーロラの季節が北半球に移ろうとしているのだと実感します。
どうもありがとうございます。

そして、2枚目は南極の昭和基地の全天カメラによるオーロラです。
世界時で9月1日に入ってすぐに活発になったオーロラです。
過去の観測記録を見ると、
昭和基地の撮影は10月上旬まで続けられています。
こちらのオーロラ観望は、残り1ヶ月半の様です。


太陽風の変化は、440km/秒に速度が上がったくらいで、
頭打ちになっています。
磁場強度も既に5nTに下がっていて、これ以上の変化はなさそうです。
前周期のような、しっかりした高速風は来ませんでした。

磁場の南北成分は、やや南寄りの傾向が続いていて、
AE指数500nT前後の活動が度々発生しています。
掲載している動画は、その変化の最後の山の一部です。


注目していたコロナホールは、既に西の端に遠ざかっているので、
太陽風は次第に穏やかになるでしょう。
一方、昨日紹介したCMEの影響が明日くらいに到来するかもしれません。
太陽風の乱れが到来して磁場が強く南を向くと、
磁気圏の活動も高まるでしょう。

また、SDO衛星AIA193を見ると、
まん中の南半球側に小さいコロナホールが見えています。
3〜4日後くらいにある程度の影響がやって来るかもしれません。


太陽では、1836黒点群でC2.6の小規模フレアが発生しています。
目立った活動はこれだけで、全体としては穏やかな状態です。




ムルマンスク州中部キーロフスク市在住のジガーノフ氏の撮影によるオーロラ。
(c) 福島留美氏、ジガーノフ氏


9月1日の南極・昭和基地のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。