宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/18 --- ---
2/17 --- ---
2/16 --- ---

黒点  2/18 (NOAA)
磁場 フレア
2282 7 β ---
2284 1 α ---
2285 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:26 435 -5.5
-2 h 458 +1.5
-4 h 432 -2.9
-6 h 407 -8.5
-8 h 383 -11.6
-10 h 406 +2.1
-12 h 369 -8.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -63 -/ -
-2 h -72 -/ -
-4 h -76 -/ -
-6 h -73 -/ -
-8 h -53 -/ -
-10 h -52 -/ -
-12 h -39 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^0
2/18 0.3 4x10^1
2/17 0.3 4x10^2
2/16 0.3 2x10^2
2/15 0.3 5x10^2
2/14 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 2/13 13:09 太陽は穏やかです。太陽風は低速の状態が続いています。
2015/ 2/14 11:58 低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2015/ 2/15 12:32 太陽は穏やかです。太陽風も低速で静かです。
2015/ 2/16 13:04 低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2015/ 2/17 12:32 太陽風の磁場が強まって、磁気圏の活動もやや高まっています。ヘルシンキのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 2/18 14:31 更新
太陽風はやや高速になり、磁場が南に振れてオーロラの活動を高めています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダ・イエローナイフに滞在中の新宅宏章さんより、
美しいオーロラの写真をいただきました。
世界時16日から17日にかけて撮影されたオーロラで、
昨日紹介したオーロラの、
前(1枚目)と後(2枚め以降)の写真です。

後半の4枚は、太陽風の磁場が南向きに強まった頃の変化です。
ACE衛星のグラフを見ると、
太陽風の速度は、昨日の午後から400km/秒弱に少し上がり、
今朝からは450km/秒近くに高まっています。

一方、磁場強度は今朝まで10nTを超える位に強まり続け、
南北成分は、-10nTと大きく南に振れる変化が頻繁に起きました。

このため、磁気圏の活動も高まって、
AE指数のグラフを見ると、500〜800nTの中規模の変化が
1日を通して記録されています。

このグラフの前半の変化を捉えたのが、
後半の4枚のオーロラ写真です。
新宅さんによると、オーロラそのものの激しさは感じないが、
赤色がはっきりしたオーロラが多く見えたとのことです。

また、現地は -30度前後で、
風もあり、例年よりも寒く感じられるとのことです。

赤い色がとても印象的に写っている写真だと思います。
前景の木々のシルエットも美しいですね。
見事な写真をどうもありがとうございます。


現在の太陽風は、やや高速の状態が続いていますが、
磁場強度は下がり始めていて、7nTほどになっています。
南へ振れる変化も続いていますが、振れ幅は次第に小さくなっています。


太陽は、X線のグラフに変化はほとんどなく、
とても穏やかです。




カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時16日06:20に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時17日03:46に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時17日06:30に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時17日06:45に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時17日09:30に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。