宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:27)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/14 --- ---
9/13 --- ---
9/12 06:30 C1.3

黒点  9/14 (NOAA)
磁場 フレア
2411 1 α ---
2412 3 α ---
2414 9 β C1
2415 11 βγ ---
2418 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:03 429 -0.4
-2 h 432 +0.6
-4 h 420 +2.5
-6 h 438 -0.2
-8 h 444 +0.5
-10 h 447 +2.9
-12 h 452 -3.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
9/14 0.3 2x10^4
9/13 0.3 3x10^4
9/12 0.3 1x10^4
9/11 0.3 7x10^3
9/10 0.5 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/ 9 10:07 太陽風の磁場が北向きに変わり、磁気圏は穏やかになりました。
2015/ 9/10 10:04 太陽風磁場が南向きに強まり、激しい磁気圏の活動が発生しました。
2015/ 9/11 10:40 磁気圏の活動は穏やかになっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 9/12 10:12 650km/秒に達する高速太陽風が到来し、オーロラの活動も強まっています。
2015/ 9/13 10:32 太陽風の速度は下がりつつあります。磁気圏の活動も落ち着いてきました。
最新のニュース

2015/ 9/14 14:27 更新
太陽風は平均的な速さに戻りました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
世界時11日8時半〜9時半に撮影されたオーロラの写真をいただきました。

一昨日、9月12日のニュースで紹介した、
アラスカのオーロラと同じ時間帯のオーロラで、
600km/秒を超えた高速太陽風の始まりの、
磁場が大きく南を向いた頃のオーロラです。

米戸さんによると、世界時8時を過ぎても晴れ間が見つからず、
気象衛星の画像を参考に西に向かって移動して、
そこで大きな晴れ間を見つけて行った撮影だそうです。

最初はたいした出現ではなかったのが、
瞬く間に大きな光の柱が伸び始めて、写真の様な光景になったそうです。

9月11日のニュースでも、米戸さんからいただいた
9日に撮影されたオーロラの写真を紹介しました。
こちらともぜひじっくりと見比べて下さい。
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度が440km/秒へ下がり、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度も4〜6nTと平均的な値で、
太陽風の高まりは終わっています。

太陽風磁場の南北成分は、
ACE衛星のグラフの中ほどで-4nT前後の南向きが続き、
これにより、AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が発生しています。

その後、磁場は0nTをはさんで南北に変化するようになり、
AE指数の変化は小さくなって、磁気圏は比較的穏やかになっています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
北半球の中高緯度域のコロナホールは更に西に進み、
地球に影響が及び始めても良い頃になっています。
変化がやって来るかどうか、太陽風のデータに注目して下さい。


太陽では、フレアの発生は特になく、
穏やかな状態が続いています。

東の端から、2418群が現れています。



今日はもうひとつ面白い動画を紹介します。
SDO衛星で世界時13日7時頃に、部分日食が観測されました。
様々なAIAカメラの画像を全部並べて、動画を作りました。

この直前、SDO衛星は地球の影にも入っていて、
動画は真っ暗な写真から始まります。
衛星が地球の影から飛び出すと、太陽の手前に月が重なっています。
この時、太陽−月−地球−SDO衛星と一直線に並んでいたのです。

Spaceweather.comに紹介の記事があります。
また、SDO Mission Blogには、動画による説明があります。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時11日8時半〜9時半に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時11日8時半〜9時半に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時11日8時半〜9時半に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時11日8時半〜9時半に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星で、世界時13日7時頃に観測された部分日食。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。