宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:20)
昨日、M2.1の中規模フレアが、一昨日もM1.5の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/22 --- ---
9/21 14:09 C8.8
12:52 C1.5
10:43 C4.2
08:56 C2.8
02:30 M2.1
9/20 13:50 M1.5
06:06 C2.4

黒点  9/22 (NOAA)
磁場 フレア
2415 4 βγ M2
2418 4 β ---
2419 4 β C2
2420 16 βγ M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:17 607 +1.5
-2 h 505 +2.8
-4 h 474 +3.6
-6 h 483 +3.1
-8 h 502 +1.9
-10 h 511 +1.6
-12 h 514 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -6 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^2
9/22 0.7 1x10^3
9/21 3.2 2x10^3
9/20 0.5 1x10^3
9/19 0.4 2x10^3
9/18 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/17 12:11 2415黒点群の活動が高まっています。太陽風はやや高速の状態が続いています。
2015/ 9/18 12:08 2415黒点群でM1.1のフレアが発生しました。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 9/19 09:55 2415黒点群の活動は弱まっています。太陽風は平均的な状態です。
2015/ 9/20 09:09 太陽風は平均的な状態です。太陽も穏やかです。
2015/ 9/21 11:11 Mクラスのフレアが2回発生しています。高速太陽風が到来しています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 9/22 13:20 更新
太陽風は600km/秒の高速風になっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、
9月前半にムルマンスク州各地で撮影された
オーロラの写真をいただきました。
この期間、太陽風の影響で、連日オーロラの乱舞が見られ、
多くのオーロラ写真家たちが頑張っていたそうです。

福島さんのコメントとともに、それぞれを紹介します。

1枚目、9月3日、ムルマンスク市、キリル・アレーシン氏撮影。
地平線から天に向かって差し込む強いレーザーみたいなオーロラです。

2枚面、9月8日、アパチット市、オレグ・セメンケーヴィチ氏撮影。
オーロラの大波が押し寄せているようです。

3枚目、9月9日、イマンドラ湖畔、ヴァレンチン・ジガーノフ氏撮影。
ここでは常連さんです。
多分ムルマンスク州イチの腕を持つ、写真家ジガーノフ氏の作品です。

4枚目、9月10日、カンダラクシャ市、イーゴリ・プロゾロフ氏撮影
筋状のオーロラが、小屋の煙突から出ている煙のようです。
ナショナルジオグラフィック・ロシア版にも掲載されたようです。

5枚目、9月12日、モンチェゴルスク市、イーゴリ・マトヴェーフ氏撮影。
こちらも常連さんです。湖面に映るオーロラが美しいです。

6枚目、9月12日、ムルマンスク州、アレクセイ・ワシーリエフ氏撮影。
5枚目と6枚目は同時刻のものでしょう。夜空を羽ばたく大白鳥に見えます。

それぞれの写真に、各撮影者の味付けがされていて、
ずらっと並べると壮観ですね。
多くの方の傑作をありがとうございます。
地上の景色が白くなるのも、もうすぐでしょうか。



太陽風が再度高まっています。
昨日のニュースの後、太陽風の速度は600km/秒に上がりましたが、
その後ゆっくりと低下して、
今朝には500km/秒を割るくらいになっていました。
しかし、22日11時(世界時22日2時)頃から上昇を始めて、
現在、600km/秒に再び達しています。

磁場強度も、今朝には5nTと平均的な値に下がっていましたが、
現在は、8nTにやや強まっています。

磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、
昨日以降、北寄りの傾向が続いています。
このため、今のところ磁気圏の活動は穏やかで、
AE指数は特に変化のない状態が続いています。

ただし、今朝の太陽風の強まりでは、
磁場が南を向く変化も発生しています。
この傾向が強まると、磁気圏への影響も大きくなるでしょう。


太陽では、東の2420黒点群の活動が続いていて、
C4.2、C8.8の小規模フレアを起こしています。
引き続き注目して下さい。




9月3日にロシア・ムルマンスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、キリル・アレーシン氏


9月8日にロシア・ムルマンスク州アパチット市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、オレグ・セメンケーヴィチ氏


9月9日にロシア・ムルマンスク州イマンドラ湖畔で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ヴァレンチン・ジガーノフ氏


9月10日にロシア・ムルマンスク州カンダラクシャ市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、イーゴリ・プロゾロフ氏


9月12日にロシア・ムルマンスク州モンチェゴルスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、イーゴリ・マトヴェーフ氏


9月12日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、アレクセイ・ワシーリエフ氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。