宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
今日、C4.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 7 09:15 C3.0
03:03 C4.4
11/ 6 23:34 C1.8
11/ 5 --- ---

黒点 11/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
2443 21 β ---
2446 5 β C2
2447 1 α ---
2448 5 β C3
2449 4 β C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 683 -9.8
-2 h 618 +3.8
-4 h 618 -4.0
-6 h 564 +6.4
-8 h 580 -0.2
-10 h 447 +1.8
-12 h 467 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -22 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
11/ 7 0.3 4x10^4
11/ 6 0.3 2x10^4
11/ 5 0.5 5x10^3
11/ 4 0.4 4x10^3
11/ 3 0.3 4x10^1

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/ 2 10:01 2443黒点群の活動は続いています。明日くらいからコロナホールの影響が始まりそうです。
2015/11/ 3 14:03 2443黒点群はやや落ち着いています。太陽風の高まりが始まった様です。
2015/11/ 4 13:12 700km/秒台の高速太陽風が到来しました。オーロラの活動も高まっています。
2015/11/ 5 14:36 M3.7、M2.5の中規模フレアが発生しています。CMEが発生し、太陽風の擾乱が到来しそうです。
2015/11/ 6 11:50 高速の太陽風は続いています。明日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2015/11/ 7 12:32 更新
太陽風の乱れが到来しました。4日のニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
世界時4日9時半から12時半にかけて撮影された、
オーロラの写真をいただきました。
現地では、4日22時半から5日1時半とのことです。

5日のニュースでお知らせした、高速太陽風の最中の活動です。
この頃まで太陽風磁場は南向きになっていて、
オーロラの活動を高めていましたが、
この後に北向きに切り替わり、オーロラは静かになっています。

3枚目では、おうし座流星群の火球が写ったそうです。
全天で一番明るい恒星であるシリウスを凌駕する明るさだったそうです。
この夜は、この他にも火球が多数流れたそうです。

オーロラの色合いと、見事な光の柱をご覧下さい。
これに流星群が重なって、素晴らしい夜になったのでしょうね。
印象的な写真をどうもありがとうございます。



太陽風の擾乱が、深夜に到来しています。
ACE衛星の観測では、7日2時半(世界時6日17時半)に急な変化が発生して、
速度は、450km/秒から550km/秒へ、
磁場強度は、5nTから15nTへそれぞれ高まっています。

この変化がCMEの到来によるものであれば、
フレアの発生から2日と4時間で到来したことになります。


変化が始まって10時間ほど経過した現在、
速度は700km/秒へ更に高まり、
磁場強度も10nTを超える程度に強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、+10nTから -10nTくらいの範囲で南北に変化しています。
速度が高まっていることもあり、磁気圏の活動は高まりそうですが、
AE指数の変化は、500nT前後と特に激しくはなっていません。

現在、速度が更に上がる一方、
磁場強度は強まったまま、南向きの変化が続いています。
この傾向が続けば、オーロラの活動は更に高まりそうです。
引き続き、ライブカメラなどに注目して下さい。


また、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
北半球の中緯度域に、コロナホールが大きく広がっています。
続いて、こちらの影響もやって来るでしょう。


太陽風の変化を受けて、放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
GOES15(青線)は、昨日から10,000に達していたのですが、
今日は更に増えて、GOES13(赤線)も10,000に達しています。
太陽風の乱れがしばらく続きそうなので、
こちらの推移にも注目して下さい。


太陽は、東端から新しく黒点が現れ、
2449群と番号が付けられています。
C4.4の小規模フレアを起こしています。
また、2448群でも、C3.0のフレアが発生しています。

どちらも東側にあるので、
今後発達するようだと、注意が必要になるでしょう。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時4日9時34分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時4日9時53分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時4日12時37分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


世界時11月6日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。