宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:08)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 6 --- ---
1/ 5 --- ---
1/ 4 --- ---

黒点  1/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2476 8 β ---
2477 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 599 +4.1
-2 h 574 +0.6
-4 h 486 -5.3
-6 h 487 +9.6
-8 h 469 +7.4
-10 h 466 +1.8
-12 h 472 +8.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -16 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h 4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
1/ 6 0.3 6x10^3
1/ 5 0.4 1x10^4
1/ 4 0.6 9x10^3
1/ 3 4.4 7x10^3
1/ 2 21.5 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 1/ 1 11:19 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動を強めています。
2016/ 1/ 2 11:38 太陽風の乱れは終わり、磁気圏も穏やかになっています。M2.4の中規模フレアが発生しました。
2016/ 1/ 3 11:23 太陽風はやや高まっています。太陽は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 1/ 4 13:32 太陽風は平均的な状態です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 1/ 5 12:22 太陽風、磁気圏は穏やかですが、明日くらいから高速の太陽風が始まりそうです。
最新のニュース

2016/ 1/ 6 13:08 更新
600km/秒の高速太陽風が到来しています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、
新年を迎えたムルマンスク州各地で撮影された
オーロラの写真をいただきました。

1枚目と2枚目は同じ場所の撮影だそうです。
新年を迎えた夜の見事なオーロラです。
元旦のムルマンスク州はほぼ全域が厚い雲に覆われていたそうで、
その中を、晴れ間を探して撮影した力作だそうです。

3枚目の撮影者は、オーロラツアーのガイドもしているそうで、
その参加者達との撮影だそうです。

2日になると、天気も良くなったそうで、
写真でも空が良くなっているように見えます。
4枚目、5枚目は、地上の冬景色がとても印象的で、
新年の静かな夜を思わせてくれます。

素敵な写真をありがとうございます。



現在の太陽風は、コロナホールの影響が始まって、
600km/秒の高速太陽風に変わっています。

太陽風の磁場強度は、
昨日のニュースの頃に8nTくらいに強まっていました。
そのまま少し強まった状態が続き、
夕方、5日17時(世界時5日10時)には10nTを超え、
この頃から、速度も400km/秒を超えて、上昇を始めます。
深夜には、速度は500km/秒に達し、磁場強度は17nTまで高まります。

磁場の強まりはここまでで、以降は次第に下がり、
現在は5nTと平均的な値まで戻っています。
一方、速度は今朝になってもう一段高まって、
6日10時(世界時6日1時)頃から、600km/秒に達しています。

27日周期の図を見ると、
前周期よりも半日ほど変化が早くなっているようです。
前回は、4日ほど高速風が続きましたが、
コロナホールの様子では、今回も同じくらいになるかもしれません。

磁気圏の活動度を決める、太陽風磁場の南北成分は、
北向きの時間が長くなっています。
このため、磁気圏の活動はあまり高まらず、
今朝、一時的に南向きの変化が到来して、
AE指数に900nTの中規模の高まりが発生した程度です。

ちょうどこの頃の、
トロムソの全天カメラによるオーロラの動画を6枚目に紹介します。

今後も、磁場の北寄りの状態が続くと、
オーロラの活動はあまり高まらずに推移するでしょう。


太陽は、フレアの発生は特になく、穏やかな状態が続いています。



12月31日〜1月1日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、アナスタシア・マールィフ女史


12月31日〜1月1日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、アレクセイ・ワシーリエフ氏


1月2日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、アレクサンドル・ステパーネンコ氏


1月2日に、ロシア・オレネゴルスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ヴィクトル・バタヴィン氏


1月2日に、ロシア・カンダラクシャ市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、イーゴリ・プローゾロフ氏


ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時6日1時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。