宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:12)
昨日、C1.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/11 --- ---
4/10 07:49 C1.8
4/ 9 21:59 C2.7
14:24 C1.6

黒点  4/11 (NOAA)
磁場 フレア
2529 16 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 376 +3.3
-2 h 389 +1.0
-4 h 408 -1.5
-6 h 390 +3.3
-8 h 367 +2.5
-10 h 377 +4.8
-12 h 369 +6.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -1 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 4 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
4/11 0.3 2x10^1
4/10 0.4 5x10^1
4/ 9 0.4 3x10^1
4/ 8 0.3 5x10^3
4/ 7 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 4/ 6 12:22 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も概ね静穏です。
2016/ 4/ 7 11:37 太陽風はやや低速の風になっています。3月の黒点数は 54.9 でした。
2016/ 4/ 8 13:04 太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動が高まりました。
2016/ 4/ 9 08:46 太陽風磁場の強まりは終わり、磁気圏も静穏になっています。
2016/ 4/10 13:26 C1の小さいフレアが続いています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2016/ 4/11 10:12 更新
太陽風はやや低速です。カナダのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダの高坂雄一さんより、
カナダ北西部、北極海近くのイーグルプレーンズで、
現地4月5日3〜4時頃に撮影されたオーロラの写真が届きました。
一週間ほど前のオーロラです。

ここは、カナダの西の端近くを北極海へ向かって走っている、
未舗装ハイウェイ(デムスターハイウェイ)にある唯一のオアシスだそうです。
雪景色と小さい町の灯りがとても印象的です。

北極域は夜中でも完全に暗くなる時間はなくなってきたそうです。
今シーズン終わりの貴重なオーロラ写真をお楽しみ下さい。
どうもありがとうございます。



太陽風は、磁場強度がやや乱れて、
5nTから10nTに高まり、以降も7nT前後で変化をしています。
速度は、340km/秒から380km/秒に少し高まっていますが、
やや低速の状態が続いています。

ACE衛星のグラフでは、速度も大きく変化しているように見えますが、
縦軸の設定でそう見えているだけです。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は小規模の変化が2回発生している程度です。

コロナホールの影響は、
2日後くらいからではないかと思いますが、
早まる可能性もあるので、注目して下さい。


太陽は、目立ったフレアの発生はありません。

2529黒点群は、大きな姿を保っていて、
小さい活動は頻繁に起きています。

また、太陽の北東側(左上側)で、
10日19時(世界時10日10時)頃に、フィラメント噴出が発生しました。
CMEも発生していると思いますが、
SOHO衛星の写真が更新されておらず、状況は分かりません。
太陽の中心にやや近いので、
CMEの一部は地球の方向に向かっているかもしれません。



カナダ北西部のイーグルプレーンズで、現地4月5日3〜4時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ北西部のイーグルプレーンズで、現地4月5日3〜4時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


太陽の北東部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


世界時4月10日のAE指数。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。