宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/28 --- ---
7/27 --- ---
7/26 --- ---

黒点  7/28 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 337 -5.5
-2 h 348 -2.3
-4 h 331 -2.5
-6 h 324 -0.1
-8 h 321 -0.0
-10 h 319 +2.5
-12 h 322 +3.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -5 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
7/28 0.3 4x10^3
7/27 0.4 3x10^3
7/26 0.4 3x10^3
7/25 0.3 6x10^2
7/24 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 7/23 13:44 2567黒点群で、M5.0の中規模フレアが発生しました。
2016/ 7/24 12:56 M7.6、M5.5と中規模フレアが2回発生しています。
2016/ 7/25 13:03 Mフレアを更に2回起こして、2567群は太陽の向こう側に回りました。
2016/ 7/26 12:27 太陽風磁場南向きの影響でオーロラの活動が高まりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 7/27 12:42 太陽は無黒点が続いています。太陽風は低速で穏やかです。
最新のニュース

2016/ 7/28 12:55 更新
低速の太陽風が続いています。太陽は無黒点です。カナダのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダの高坂雄一さんより、
カナダ・アルバータ州の米国国境にある、
ウォータートンレイクス国立公園で撮影された
オーロラの写真をいただきました。

撮影は、現地25日0時過ぎ(世界時25日6時)とのことで、
一昨日(26日)のニュースで紹介した、
ニュージーランドのオーロラの約3時間前です。

撮影場所はずいぶん離れていますが、
ほぼ同じオーロラの活動を、南北で捉えたと言えるでしょう。
一昨日の写真に見えていたオーロラの光の柱と同様の柱が、
今日の2枚目の写真に見えています。

撮影地はどちらも緯度が低めで、
この時間帯、オーロラの領域が低緯度側に広がっていたようです。

低空をオーロラが赤く染めて、とても美しい光景です。
一枚目は、左側に北斗七星が輝き
二枚目は、上端の白鳥座から低空のカシオペヤ座へ天の川が
美しく流れています。

自然公園の中ですから、山並みもさぞ絶景なのだとうと思います。
素敵な夏のオーロラを、どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度が330km/秒へ下がったままで、
低速風が続いています。
磁場強度は、4〜5nTと穏やかに推移していましたが、
今朝くらいからやや強まり始め、現在は10nT近くに高まっています。

27日周期の図を見ると、
前周期も、6月30日〜7月1日と7月2日〜3日に、
磁場の強まりが到来しています。
これらの変化が回帰しているのかもしれません。
この後、速度の変化も伴うかどうか、
しばらく注目して下さい。

磁場が強まるとともに、南北成分は南向きに振れて、
現在、-5nTを超えるくらいに達しています。
速度が遅いので、大きな変化にはなりませんが、
磁気圏の活動がある程度高まりそうです。


太陽は、今日も無黒点です。
X線のグラフは変化がなくなり、とても静かです。




カナダのウォータートンレイクス国立公園で、現地25日0時(世界時25日6時)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダのウォータートンレイクス国立公園で、現地25日0時(世界時25日6時)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。