宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:20)
今日、M4.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 2 07:59 C5.1
06:23 M4.4
04:21 C3.7
4/ 1 02:17 C1.7
3/31 --- ---

黒点  4/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2644 8 β M4
2645 25 βγ C5
2647 4 β ---
2648 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 541 -0.7
-2 h 550 -1.3
-4 h 569 +0.1
-6 h 579 -1.4
-8 h 601 -1.3
-10 h 605 +0.1
-12 h 617 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^4
4/ 2 0.4 2x10^5
4/ 1 0.4 7x10^4
3/31 0.4 1x10^5
3/30 0.5 6x10^4
3/29 0.4 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 3/28 10:53 太陽風の速度は650km/秒に高まり、磁気圏も活動的です。C5の小規模フレアが発生しています。
2017/ 3/29 14:05 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。
2017/ 3/30 13:18 太陽風は620km/秒と高速の風が続いています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 3/31 13:29 太陽風の速度は700km/秒に再び高まっています。磁気圏の活動も活発です。
2017/ 4/ 1 11:21 高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発です。C1の小規模フレアが発生しています。
最新のニュース

2017/ 4/ 2 11:20 更新
2644黒点群でM4.4の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今朝、2日6時半(世界時1日21時半)に、
太陽の西端(右端)近くの2644黒点群で、M4.4の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131によるフレアの動画を掲載します。

Mクラスのフレアの発生は、
昨年11月30日(日本時間)のM1.2以来、4か月ぶりです。
また、M4を超える規模のフレアは、
昨年7月23日のM5.5以来で、8か月ぶりのことです。

すっかり静かになっている太陽で発生した、久しぶりの大きい現象です。
あるいは、この規模の現象としては、
第24活動周期の最後の発生になるかもしれません。

このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
太陽の横に向かって噴出しているので、地球への影響はないでしょう。

太陽では、東端から新しく2648黒点群が現れています。


太陽風は、540km/秒まで速度が下がっています。
高速の状態は続いていますが、
前周期よりも下がり方は早くなっています。

太陽風の磁場強度は、3nTとやや弱まったままです。
南北成分は、振れ幅は小さくなっていますが、南寄りの傾向です。
速度の高まりも続いているため、磁気圏は活動的な状態が続き、
AE指数は500nT前後の変化が続いています。

AE指数のグラフでは、1000nTに達する大きな変化も起きている一方、
太陽風が弱まり始めた影響が現れて、後半は変化が小さくなっています。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15(青線)が10万を超えて強まっています。



2644黒点群で発生したM4.4の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M4.4のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LAASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時4月1日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。