宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/24 --- ---
5/23 --- ---
5/22 --- ---

黒点  5/24 (NOAA)
磁場 フレア
2656 1 α ---
2658 1 α ---
2659 2 α ---
2660 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:55 495 +0.1
-2 h 515 -1.0
-4 h 501 +0.1
-6 h 512 -2.3
-8 h 514 -0.9
-10 h 521 -2.0
-12 h 507 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^3
5/24 0.4 3x10^4
5/23 0.4 6x10^4
5/22 0.4 5x10^4
5/21 0.4 2x10^4
5/20 0.5 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 5/19 12:31 太陽風がやや高速になっています。速度は更に高まる可能性があります。
2017/ 5/20 09:30 600km/秒に達する高速太陽風が到来しています。
2017/ 5/21 13:05 太陽風の速度は700km/秒まで高まりました。磁気圏の活動も強まっています。
2017/ 5/22 12:42 高速太陽風は560km/秒へ下がっています。磁気圏はやや活動的です。
2017/ 5/23 12:50 570km/秒の高速太陽風が続いています。オーストラリアのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2017/ 5/24 14:59 更新
弱いCMEが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。

担当 篠原

昨日、23日15時(世界時23日6時)頃、
太陽の西(右)に向かって淡いCMEの噴出が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

太陽のどちら側で発生した現象か調べるため、
SDO衛星のAIAの画像を調べたのですが、
対応する現象は特に見つかりませんでした。
このため、太陽の向こう側の現象かと思われたのですが、
STSREO Ahead衛星のCOR2の写真を見ると、
地球の方向に噴出している様です。
元の現象が小規模のため、
SDO衛星の写真ではよく分からなかったのかもしれません。

太陽の右半分を囲むように広がっているので、
地球へも影響が及ぶ可能性があります。
到来まで4〜5日後と考えると、
27〜28日頃の太陽風に磁場の強まりが見られるかもしれません。
小規模の変化に留まると思われますが、
磁場が南向きに強まった場合、
オーロラの活動を活発になる可能性があります。
乱れが到来するかどうか、注目してください。

太陽では、2659黒点群が見えるだけで、
他の3つの黒点群は見えなくなっています。


太陽風は、昨日の夜に500km/秒まで速度が下がり、
現在までこの状態が続いています。
高速の状態は続いていますが、終わりも近づいているようです。

太陽風の磁場強度は、3nTへ下がっています。
南北成分は南寄りに小さい変化が続き、
磁気圏でも小規模の活動が続いているようです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
目立ったコロナホールは見られず、
太陽風はこの後穏やかになっていきそうです。

27日周期の図でも、
前周期は5月14日まで穏やかな太陽風が続いています。




23日15時(世界時23日6時)に発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時5月23日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時5月24日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。