宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 4 00:55 M1.3
7/ 3 --- ---
7/ 2 --- ---

黒点  7/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 389 -0.4
-2 h 410 -1.5
-4 h 410 +1.0
-6 h 418 -1.0
-8 h 421 -2.2
-10 h 420 +0.8
-12 h 426 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
7/ 4 0.5 1x10^2
7/ 3 0.4 2x10^2
7/ 2 0.4 2x10^2
7/ 1 0.3 7x10^2
6/30 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 6/29 15:44 太陽からとても淡いCMEが噴出しています。
2017/ 6/30 12:22 太陽風は次第に低速になり、磁気圏も穏やかです。
2017/ 7/ 1 13:39 太陽風は低速ですが、磁場が少し強まっています。
2017/ 7/ 2 13:30 太陽風の速度は500km/秒に上がり、高速の風が到来しています。
2017/ 7/ 3 12:31 太陽風の速度は下がりかけています。カナダのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2017/ 7/ 4 12:49 更新
太陽の西の端でM1.3の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

深夜、4日時半(世界時3日15時半)に、
太陽の西の端(右端)でM1.3の中規模フレアが発生しました。
Mクラスに達するフレアの発生は、
4月3日のM5.8以来、3か月ぶりです。

発生箇所は、2664黒点群が見えていた場所の少し南側で、
黒点は見えていなかったようです。

SDO衛星AIA193によるフレアの動画を掲載します。
M1.3の前後にもBクラスの小さい活動が続いていて、
迫力のある動画になっています。

この領域は、すぐに西の端に沈んでしまい、
X線のグラフの変化はなくなっています。

現在の太陽には、黒点は見えていません。


太陽風は、440km/秒から400km/秒へ速度が下がり、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度も、3〜4nTとやや弱い値で推移しています。

太陽風磁場の南北成分は、
南に振れたり、北に振れたりしていますが、
振れ幅は小さく、速度も落ち着いているため、
磁気圏は概ね静穏で、AE指数は小さい変化が時々起きている程度です。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
東寄り(左側)の赤道域にコロナホールが見えています。
3日程度で中央に達し、
更に3日後くらいから太陽風に影響が見られるかもしれません。

27日周期の図を見ると、
前周期の6月12〜14日に速度の高まりが到来しています。
この変化の回帰となりそうです。




太陽の西の端で発生したM1.3の中規模フレア。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時7月3日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時7月4日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。