宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:11)
今日、C5.8の小規模フレアが発生しました。
また、M2.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/16 04:23 C5.8
7/15 19:48 C1.4
09:21 C1.7
04:17 C1.4
7/14 10:07 M2.4
08:31 C3.0
06:46 C5.9
06:10 C2.0

黒点  7/15 (NOAA)
磁場 フレア
2665 18 β M2
2666 9 β ---
2667 1 α C8

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:03 314 +0.1
-2 h 313 -1.0
-4 h 312 -1.5
-6 h 311 +1.4
-8 h 313 +1.2
-10 h 316 -0.2
-12 h 318 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 4.0 1x10^3
7/16 5.6 1x10^3
7/15 22.4 2x10^3
7/14 13.6 2x10^3
7/13 0.4 2x10^3
7/12 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 7/11 12:56 高速の太陽風が続いています。6月の黒点相対数は、19.4 でした。
2017/ 7/12 12:47 高速の太陽風が続き、磁気圏も弱い活動が続いています。
2017/ 7/13 13:28 太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏も穏やかです。
2017/ 7/14 09:56 太陽の西の端でC8.4の小規模フレアが発生しています。
2017/ 7/15 09:03 2665黒点群でM2.4の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
最新のニュース

2017/ 7/16 09:11 更新
2665黒点群でCクラスフレアが続いています。

担当 篠原

2665黒点群では、Cクラスの小規模フレアが続いています。
昨日のニュースの後、C1.7、C1.0、C1.4、C1.1と、
時間を空けながらC1のフレアが4回続き、
今朝、16日4時半(世界時15日19時半)に、
C5.8と一回り大きいCクラスフレアを起こしています。
活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。

2665群は太陽の西の端に近づいていて、
活動が地球から見える時間は少なくなっています。
久しぶりの大型黒点ということもあり、
最後まで注目してください。


太陽風の速度は、更に遅くなり、
310km/秒まで下がっています。
磁場強度も、3nTとやや弱い状態で安定していて、
太陽風はとても穏やかです。

磁気圏も穏やかで、AE指数は時々小さい変化が起きている程度です。

14日に発生したCMEによる太陽風の乱れが、
現在、地球に向かっていて、
明日くらいに到来する可能性があります。
太陽風の磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動も高まります。
今夜以降の太陽風の変化に注目してください。


GOES衛星の観測によると、Mクラスフレアの発生に伴って、
太陽放射線(非常に高速の陽子)が高まっています。
このグラフが10の線を越えるのは、
2016年1月2日以来で、1年半ぶりです。
この時も、太陽の西の端近くでM2の中規模フレアが発生しました。



2665黒点群で続いているCクラスフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時7月15日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。