宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:04)
太陽フレアは静かです。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/31 --- ---
7/30 --- ---
7/29 --- ---

黒点  7/31 (NOAA)
磁場 フレア
2669 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:55 753 -0.6
-2 h 699 +3.9
-4 h 326 +2.5
-6 h 332 +2.2
-8 h 338 -0.8
-10 h 343 -2.6
-12 h 347 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
7/31 0.5 2x10^4
7/30 0.6 2x10^4
7/29 0.7 3x10^4
7/28 1.0 3x10^4
7/27 1.1 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 7/26 12:38 太陽風の速度は650km/秒に高まっています。
2017/ 7/27 13:07 高速の太陽風は続いていますが、速度は520km/秒に下がっています。
2017/ 7/28 12:20 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速の太陽風は終わりました。
2017/ 7/29 13:45 太陽の向こう側で再び激しいフレアとCMEが発生しました。
2017/ 7/30 13:06 太陽風は平均的な状態です。小さい黒点が出現しています。
最新のニュース

2017/ 7/31 12:04 更新
太陽風の速度は少し高まっていますが、低速の状態です。太陽は無黒点に戻っています。

担当 篠原

DSCOVR衛星の太陽風データが、グラフの最後で750km/秒に高まっています。
コロナホールの影響が近づいていると書いていましたが、
ここまで速度が高まるほどの規模には見えなかったので、
観測データの異常ではないかと思います。

こういう時は、ACE衛星のデータを参照できると良いのですが、
残念ながら、リアルタイムのデータ受信が行われていないようで、
この時間帯は欠測になっています。
3番目の方法として、
SOHO衛星の太陽風データを紹介します(今日の1枚目の図)。

このグラフによると、太陽風の速度は今朝にかけてゆっくりと低下して、
300km/秒まで下がり、
お昼前の31日11時(世界時31日2時)に、
350km/秒へ小幅の上昇を示しています。
この変化がコロナホールの影響によるのかは、
もうしばらく変化を見る必要がありますが、
現在も太陽風は低速の状態にあるようです。

太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。
南北成分の変化は小幅で、南寄りになった時に、
弱い磁気圏活動が発生しているようです。
AE指数のグラフでは、200nT程度の小さい変化になっています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
南西(右下)のコロナホールの影響が地球に及び始めても良い頃です。


太陽は、昨日見えていた小さい黒点は消えてしまい、
無黒点に戻っています。
X線のグラフも変化はなく、太陽はとても穏やかです。



SOHO衛星による太陽風の観測データ。1番上のグラフが速度。
(c) University of Maryland


世界時7月30日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時7月31日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。