宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 --- ---
12/28 --- ---
12/27 --- ---

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 369 -0.7
-2 h 368 -1.9
-4 h 364 -0.5
-6 h 380 +0.4
-8 h 383 -2.3
-10 h 397 -3.1
-12 h 425 +0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -3 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
12/29 0.4 1x10^3
12/28 0.5 2x10^3
12/27 0.4 9x10^2
12/26 0.4 2x10^2
12/25 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/12/24 10:57 太陽風は低速です。コロナホールの影響がこれから始まりそうです。
2017/12/25 11:01 高速の太陽風が到来し、550km/秒に高まっています。
2017/12/26 12:57 やや高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2017/12/27 12:40 太陽風は平均的な速度に戻っています。2692黒点群が見えなくなりそうです。
2017/12/28 08:53 太陽風は平均的な速度です。太陽は無黒点になっています。
最新のニュース

2017/12/29 13:23 更新
太陽の東端で小さいフレアが発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。

担当 篠原

今朝、29日9時半(世界時28日22時半)に、
太陽の東端(左端)で、B8.3の小さいフレアが発生しました。
その様子を、GOES衛星SXIカメラの動画で紹介します。

太陽の端にちょうど見え始めた時に発生しています。
このため、本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

可視光写真では、黒点の姿は見えていません。
この後、見えてくるかもしれないので、注目してください。

一方、2692黒点群は見えなくなったままで、
現在の太陽は無黒点です。


太陽風の速度は、昨日いっぱいは400km/秒台を保っていましたが、
その後、低下を始めて、現在は370km/秒とやや低速です。
磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。
コロナホールの影響は通り過ぎて、太陽風は穏やかになっています。

太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。
速度が下がってきたこともあり、磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は小さい変化が時々起きている程度です。

SDO衛星AIA193では、北半球の中緯度域にコロナホールが見えています。
27日前の前周期は、この領域の影響で、
600km/秒に達する高速の太陽風が、12月5日に到来しました。
今回は、コロナホールの広がりが高緯度側に動いていて、
地球への影響は弱まる可能性があります。
変化の始まりは、1月1日頃になりそうです。
新年最初のオーロラの高まりをもたらすかもしれません。



太陽の東端で発生した小さいフレア。GOES衛星SXIカメラ。
(c) NOAA/SWPC、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。