宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/14 --- ---
5/13 --- ---
5/12 --- ---

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
2740 1 α ---
2741 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 536 -12.0
-2 h 491 +2.0
-4 h 463 -5.7
-6 h 394 +1.6
-8 h 391 -1.0
-10 h 372 +1.3
-12 h 374 -5.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
5/14 0.5 1x10^4
5/13 0.5 1x10^4
5/12 0.6 8x10^3
5/11 0.4 4x10^2
5/10 0.6 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 5/ 9 12:50 フレアは少なくなっています。太陽風は更に低速になっています。
2019/ 5/10 14:56 C6.7の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2019/ 5/11 13:23 太陽風の弱い乱れが到来しました。磁気圏の活動も少し高まっています。
2019/ 5/12 09:31 太陽風磁場の南向きの変化が続き、磁気圏の活動を高めています。
2019/ 5/13 14:11 太陽風は更に低速になっています。淡いCMEが発生しています。
最新のニュース

2019/ 5/14 13:38 更新
太陽風は540km/秒の高速風になっています。2741群でCMEが発生しています。

担当 篠原

昨日のニュースの後から、
太陽風の速度はゆっくりと高まり始め、
今朝、14日7時(世界時13日22時)には、
400km/秒と平均的な速度に達しました。

そこから速度の上がり方が一段早くなり、
現在は540km/秒と高速の風に変わっています。

速度と同様に太陽風の磁場強度も高まっていて、
今朝以降は13nT前後で推移しています。
磁場の高まりが続いているので、
引き続き速度の変化にも注意が必要です。

SDO衛星AIA193の画像では良く分からなかったのですが、
コロナホールの影響でしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、
磁場が強まっているため、南向きにも大きく変化しています。
速度の高まりと重なって、磁気圏の活動も高まっている様です。
こちらについても、今後の推移に注目してください。


太陽では、深夜、14日0時(世界時13日15時)に、
2741黒点群でB3.5の小さいフレアが発生し、
昨日と同様にCME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。

1枚目に、SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
太陽の中央部で爆発が発生しています。
次は、STEREO Ahead衛星のCOR2によるCMEの様子です。
この動画では、右方向に地球があります。
ガスの噴出は下向きに少し偏っていますが、
4日後くらいに太陽風の乱れがやって来る可能性があります。




2741黒点群で発生したB3.5の小さいフレア。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フレアに伴って発生したCME。地球は右方向にある。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。