宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
また、M4.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 9 08:58 C2.1
6/ 8 19:11 C4.8
13:46 C7.3
11:50 C3.2
03:24 C9.2
6/ 7 23:41 C3.6
20:22 M4.7
15:18 C7.1
03:54 C7.5
02:15 C2.4

黒点  6/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3320 1 α ---
3321 2 β ---
3323 19 βγ ---
3326 1 α ---
3327 26 βγδ M5
3329 5 β ---
3330 1 α ---
3331 3 β C2
3332 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 311 +1.6
-2 h 327 -1.0
-4 h 325 -0.3
-6 h 327 +1.6
-8 h 332 +1.4
-10 h 342 +0.3
-12 h 345 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 5 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 12 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 10 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 6x10^1
6/ 9 0.3 2x10^2
6/ 8 0.4 2x10^2
6/ 7 0.4 2x10^2
6/ 6 0.4 3x10^2
6/ 5 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/ 4 12:31 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。小規模フレアが続いています。
2023/ 6/ 5 14:31 太陽風は低速です。フィラメント噴出が発生しています。
2023/ 6/ 6 12:10 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽も穏やかな状態です。
2023/ 6/ 7 17:19 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。C7.1の小規模フレアが発生しています。
2023/ 6/ 8 12:41 太陽風の小さい乱れが到来しています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 6/ 9 12:49 更新
太陽風は更に低速になっています。5月の黒点相対数は 137.9 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、2023年5月の黒点相対数は 137.9 と発表されました。
4月に 96.4 と2桁台に下がったのですが、すぐに3桁に戻りました。
値としては、2023年1月の 143.6 に続いて、
第25期第2位に達しています。

さらに、日々の黒点相対数を見ると、
5月は31日全てで100に達していました。
最低値は5月1日の105です。
これは今周期初で、
月平均値が最高になっている1月でも、
100に達したのは31日中25日と80%程度でした。

更にさかのぼると、
前の周期の第24期でこれを達成したのは
2014年3月の1回だけです。
最近の低調な太陽活動の中では貴重な記録になっています。

もう一つ戻って第23期を調べると、
1999年から2002年にかけて18回発生していて、
特に珍しい記録ではありませんでした。
この差は、3枚目のグラフの高まりの違いを見ると納得です。

今期はこの後何回発生するでしょうか。



現在の太陽は、黒点は多く見えていますが、
活動は比較的穏やかで、
昨夜西の端(右端)で発生したC4.8の小規模フレア以降は、
目立った変化は発生していません。


太陽風は、速度が350km/秒から300km/秒へ下がり、
より低速になっています。
磁場強度は、8nTから5nTへ下がり、
平均的な状態に戻っています。

磁気圏は静穏で、
AE指数は小さい変化が発生している程度です。

SDO衛星AIA193では、
南北のコロナホールが西に進んでいます。
明日、明後日くらいから影響が始まるでしょうか。




太陽黒点相対数の長期変化。5月の黒点相対数は 137.9 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


5月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO衛星 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。