宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:10)
今日、M2.2の中規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 1 14:33 M1.3
13:28 M2.2
10:41 M1.2
10:22 C4.5
09:11 C4.4
07:36 C5.4
03:05 C2.4
00:08 C2.7
7/31 20:37 C3.1
17:30 M1.7
16:18 C4.6
13:01 C6.8
7/30 22:11 C4.0
17:04 M1.8
13:35 C6.4
08:26 C4.9
01:15 M1.4

黒点  8/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
3379 1 α C5
3380 20 βδ M1
3384 8 β ---
3386 24 β C3
3387 9 β ---
3388 2 α ---
3389 2 α ---
3390 2 β M2
3391 2 α ---
3392 3 β ---
3393 3 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:06 366 +2.4
-2 h 374 +1.8
-4 h 365 -0.5
-6 h 368 -2.7
-8 h 373 -2.3
-10 h 362 -1.7
-12 h 351 -0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -18 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -37 -/ -
-8 h -35 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 6x10^2
8/ 1 2.0 2x10^3
7/31 12.7 1x10^3
7/30 87.2 2x10^3
7/29 154.0 1x10^3
7/28 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/27 13:55 太陽風速度の高まりが続いています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/28 13:41 太陽風は平均的な状態です。太陽の向こう側でCMEが発生しました。
2023/ 7/29 12:21 太陽風は平均的な状態です。M4.1の中規模フレアが発生しました。
2023/ 7/30 13:41 29日朝にハロー型のCMEが発生し、太陽風の変化が到来しそうです。
2023/ 7/31 13:48 太陽風はやや高速の状態です。太陽は比較的落ち着いています。
最新のニュース

2023/ 8/ 1 15:10 更新
太陽風はやや低速です。太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。

担当 篠原

太陽風は、370km/秒前後とやや低速の状態で推移しています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの中盤過ぎまで南寄りになっています。
このため、磁気圏の活動もある程度発生していて、
AE指数は、300〜500nTの変化が繰り返し発生しています。

太陽風のグラフの最後で磁場は北向きに切り替わっているので、
この後の磁気圏は、静かになりそうです。

注目していた太陽風の変化は、
はっきりした変化としては、まだ到来していないように思います。
引き続き様子を見て下さい。


今日未明、1日2時(世界時7月31日17時)頃に、
太陽の中心部で縦に長く伸びる
ダークフィラメントの噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

拡大写真では、縦いっぱいにフィラメントが伸びていて
やや分かりにくいですが、
噴き上がる様子が見えています。

これに続く様に、
太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCME(コロナ質量放出)が
SOHO衛星LASCO C2、C3で観測されています。

このCMEが、フィラメント噴出によるものなのか、
同じ頃に太陽の向こう側で発生した別の現象なのか、
はっきりとは分かりません。

同じ現象であれば、太陽風の乱れが地球へやって来そうです。
到来まで3日くらいかかると考えると、4日頃でしょうか。

また、太陽では、南西(右下)の3380黒点群で、
7月31日17時半(世界時31日8時半)にM1.6、
1日10時半(世界時1日1時半)にM1.0、
1日11時(世界時1日2時)にM1.2、
1日13時半(世界時1日4時半)にM2.2、
1日14時半(世界時1日5時半)にM1.4と、
M1〜2の中規模フレアが続いています。

この後も活動は続くでしょうか。



太陽の中心部で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。