宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:15)
今日、C3.5の小規模フレアが発生しました。
また、M3.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/18 01:00 C3.5
9/17 13:22 C1.0
00:48 C3.7
9/16 22:22 C2.8
16:37 C2.6
14:11 M3.4
13:22 C1.1
09:43 M2.9
07:15 M1.7

黒点  9/18 (NOAA)
磁場 フレア
3425 6 β ---
3429 13 β M3
3431 1 α ---
3433 3 β ---
3435 3 β C4
3436 8 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 429 -3.8
-2 h 436 -3.5
-4 h 437 -2.6
-6 h 443 +2.3
-8 h 442 +0.3
-10 h 453 +2.2
-12 h 443 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h 10 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 8x10^1
9/18 0.6 5x10^2
9/17 0.5 4x10^2
9/16 0.3 3x10^2
9/15 0.5 7x10^2
9/14 0.6 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/13 13:46 太陽風磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動が強まりました。現在は穏やかです。
2023/ 9/14 13:00 太陽風は低速になっています。太陽は静かな状態です。
2023/ 9/15 13:18 Mクラスのフレアが続き、CMEが地球に向かっています。太陽風はやや高速です。
2023/ 9/16 15:01 太陽でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 9/17 12:53 フィラメント噴出が発生しています。太陽風の弱い乱れが到来しました。
最新のニュース

2023/ 9/18 13:15 更新
CMEによる太陽風の乱れが近付いています。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

昨日紹介した16日午後のCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、
明日の朝、19日8時(世界時18日23時)頃に到来する可能性があると
NOAA/SWPCの予報で発表されています。

予報の図を見ると、
飛び出したガスの端が地球に当たる様です。
太陽風の変化は比較的小規模になりそうです。

太陽は、東端(左端)の3435黒点群で
C3.5の小規模フレアが発生しただけで、
X線グラフは変化が少なくなっています。

一方、GOES衛星SUVI 304を見ると、
昨夜、17日20時(世界時17日11時)頃に、
南西の端(右下)でプロミネンス噴出が発生しています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CMEが太陽の右下に向かって飛び出しています。
地球に対して横向きの噴出なので影響はありません。


太陽風は、速度が470km/秒から420km/秒へ
少し下がっていますが、平均的な状態です。
磁場強度は、5〜7nTで推移していましたが、
グラフの最後で10nTに強まっています。

このまま強まった状態が続くのか、
一時的な変化で、再び下がるのか、
しばらく注目してください。

磁場の南北成分は、
北寄りから次第に南寄りに変化しています。
AE指数は、中規模の変化が時間をおいて発生していましたが、
最後は変化がしばらく続きそうになっています。
太陽風磁場の南北成分がどの様に推移するか、
注目してください。



CMEによる太陽風の乱れは、19日8時(世界時18日23時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


太陽の南西の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが太陽の右下に広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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