宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:21)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
また、M2.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/11 09:52 C2.8
00:46 C2.9
10/10 22:48 C3.4
20:52 M2.3
19:33 C2.7
14:09 C1.4
10:58 M1.6
10:11 C4.1
07:46 C3.6
06:31 C2.8
03:56 C9.2
10/ 9 20:32 C7.6
16:59 C6.4
14:11 C4.4
12:05 C2.1
02:30 C3.0

黒点 10/11 (NOAA)
磁場 フレア
3451 5 βγ C9
3452 1 α M2
3454 2 β ---
3460 18 βγδ C4
3461 1 α ---
3462 6 β ---
3463 3 β ---
3464 4 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 280 -0.1
-2 h 292 +0.9
-4 h 303 +1.0
-6 h 302 +0.1
-8 h 306 -0.7
-10 h 288 -1.1
-12 h 295 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 8 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h 11 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 7 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
10/11 0.3 3x10^2
10/10 0.3 6x10^2
10/ 9 0.3 1x10^3
10/ 8 0.4 5x10^2
10/ 7 0.3 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/10/ 6 14:03 太陽風はやや高速です。磁気圏は穏やかです。
2023/10/ 7 12:52 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
2023/10/ 8 09:21 太陽風はさらに低速になり、磁気圏も穏やかです。
2023/10/ 9 13:51 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も概ね静穏です。
2023/10/10 12:24 低速の太陽風が続いています。M1.6の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2023/10/11 13:21 更新
太陽風はさらに低速になっています。磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は350km/秒から280km/秒へ更に下がり、
かなり低速になっています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁気圏は静穏で、
AE指数はほとんど変化のない状態です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
注目していたコロナホールは、
太陽の西側(右側)にだいぶ移動しています。

この後、影響が始まるでしょうか。
太陽風の磁場強度や速度の変化に注目して下さい。


太陽は、昨夜、10日21時(世界時10日12時)に、
北西の端近く(右上)の3452黒点群で
M2.3の中規模フレアが発生しました。

また、中心部南側(下側)の3460群で、C4.4、C2.9、
東端近く(左端)の3464群で、C3.4、C2.8
などの小規模フレアが発生しています。

昨夜、10日19時半(世界時10日10時半)に、
太陽の東端の向こう側で
ある程度の規模のフレアが発生した様で、
SOHO衛星LASCO C2、C3で、
太陽の左側に噴出する
CME(コロナ質量放出)が観測されています。

地球への影響はありません。
この領域の活動はこの後も見られるでしょうか




太陽の東端の向こう側でCMEが発生しました。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。