宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:20)
今日、C5.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/25 07:04 C5.5
11/24 19:37 C7.5
18:18 M1.1
16:00 C3.3
14:33 C3.3
06:00 C4.0
05:34 C9.1
04:01 C3.8
03:22 C3.3
00:35 C5.9
00:17 C3.8
11/23 23:29 M1.1
21:40 C5.3
16:10 C6.8
14:41 C7.8
12:01 M1.4
10:41 C5.4
08:52 C6.3
05:09 C6.1

黒点 11/25 (NOAA)
磁場 フレア
3489 6 β ---
3490 6 βδ M1
3491 2 α C6
3492 21 βγ C8
3493 2 β ---
3494 1 α C8
3495 2 α C6
3498 1 α ---
3499 9 β M1
3500 6 βγδ ---
3501 1 α ---
3502 7 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:14 481 -3.0
-2 h 472 -0.1
-4 h 461 +3.2
-6 h 419 -2.4
-8 h 393 -3.3
-10 h 343 -2.9
-12 h 373 -3.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -29 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
11/25 0.3 2x10^3
11/24 0.3 2x10^3
11/23 0.4 1x10^3
11/22 0.3 2x10^2
11/21 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/11/20 12:55 太陽の北東の端に黒点が現れています。太陽風は低速です。
2023/11/21 14:40 太陽でフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。
2023/11/22 13:31 太陽風磁場の南向きの変化で磁気圏の活動が強まりました。太陽風は高速になっています。
2023/11/23 13:31 太陽の活動が続いています。太陽風は高速です。
2023/11/24 14:23 太陽はフレアが続いています。太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/11/25 13:20 更新
太陽風はやや高速になっています。磁気圏の活動もやや強まっています。

担当 篠原

350km/秒と低速になっていた太陽風の速度が、
今朝早くから高まり始め、
現在は480km/秒とやや高速になっています。
磁場強度も4nTの状態からゆっくり強まって、
10nTに強まっています。

27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風も10月28日から速度が高まっています。
この変化が回帰してきたのでしょうか。
太陽風の速度はこの後も上昇する可能性があります。
注目してください。

磁場の南北成分は、グラフでは見にくくなっていますが、
南寄りで推移しています。
このため、磁気圏の活動は少し強まっていて、
AE指数は500nTの中規模の変化が連続的に発生しています。

速度が高まって来たので、
活動はもう一段強まるかもしれません。


太陽は、中心部南側の3499黒点群でM1.1の中規模フレア、
南東側(左下)の3494群でC7.5の小規模フレア、
中心部北側の3495群でC5.5の小規模フレア
などが発生しています。

全体的には、活動がやや落ち着いた印象です。
この後はどの様に推移するでしょうか。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。