宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:37)
今日、C8.1の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 4 11:48 C2.9
10:22 C8.1
07:30 C2.7
12/ 3 23:21 C2.8
16:55 C4.0
06:16 C2.6
12/ 2 12:37 C3.1
05:58 M1.0
04:05 C3.3

黒点 12/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
3500 9 βγ M1
3501 1 α ---
3505 3 β ---
3507 2 α ---
3508 1 α ---
3509 2 β C2
3510 6 β C1
3511 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 519 -2.7
-2 h 521 -1.0
-4 h 525 -0.7
-6 h 489 +2.7
-8 h 471 +0.8
-10 h 439 +4.3
-12 h 408 +2.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -33 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -39 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
12/ 4 0.4 1x10^2
12/ 3 0.3 1x10^2
12/ 2 0.3 1x10^2
12/ 1 0.4 9x10^2
11/30 0.3 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/11/29 13:54 M9.8の中規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEも発生しています。
2023/11/30 12:15 太陽風は平均的な状態です。磁気圏も概ね静穏です。
2023/12/ 1 12:56 太陽風の小規模の乱れが到来しました。この後もCMEの乱れが続きそうです。
2023/12/ 2 10:05 太陽風の強まりが到来して、磁気圏の活動も強まりました。
2023/12/ 3 14:51 太陽風と磁気圏の乱れは終わっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2023/12/ 4 12:37 更新
高速太陽風が到来しました。磁気圏は穏やかな状態です。

担当 篠原

420km/秒と平均的な速さだった太陽風の速度は、
今日未明からゆっくりと上昇して、
今朝、4日7時(世界時3日22時)に520km/秒と
高速の状態になりました。
現在もこの状態が続いています。
注目していたコロナホールの影響が始まった様です。

一方、太陽風の磁場強度は、
8nTから5nTへ少し下がった程度で、
平均的な状態が続いています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤までは北寄りで、
最後で弱い南寄りになっています。
このため、磁気圏の活動は穏やかに推移していて、
AE指数は小規模の変化が一時的に発生した程度です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは西側に進み、
ここからの影響が地球に届いているところです。
速度の高まりは4〜5日くらい続きそうです。
磁場が南寄りに変化する様になると、
磁気圏の活動も強まる可能性があります。
この後の変化に注目してください。


太陽は、今日、4日10時半(世界時4日1時半)に、
中心部南側(下側)の3511黒点群で、
C8.1の小規模フレアが発生しました。

また、中心部の3507群で
4日11時半(世界時4日2時半)に
C2.9の小規模フレアが発生しています。

この2つの黒点群と3510群で小さい活動が続いています。
この後、規模の変化が見られるでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。