宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:16)
今日、C6.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/31 08:52 C2.1
06:45 C6.1
06:24 C2.2
00:16 C5.7
12/30 23:47 C2.1
16:34 C3.2
05:09 C6.6
02:09 C1.3
12/29 21:07 C2.5
16:49 C9.8
09:26 C2.6
05:46 C2.1

黒点 12/31 (NOAA)
磁場 フレア
3531 1 α ---
3533 5 β M1
3534 12 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:04 455 +4.3
-2 h 347 +2.4
-4 h 326 +3.2
-6 h 357 +3.0
-8 h 326 +1.3
-10 h 334 -0.6
-12 h 338 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 5 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h 8 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 5 -/ -
-12 h 5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
12/31 0.3 3x10^2
12/30 0.3 5x10^2
12/29 0.4 4x10^2
12/28 0.4 5x10^2
12/27 0.6 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/12/26 08:43 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2023/12/27 13:29 太陽風はやや高速になっています。磁気圏は穏やかです。
2023/12/28 08:56 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかに推移しています。
2023/12/29 09:51 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
2023/12/30 10:28 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。1日くらいから速度が高まりそうです。
最新のニュース

2023/12/31 11:16 更新
太陽風はより低速になっています。明日くらいから速度が高まる可能性があります。

担当 篠原

太陽風の速度は、350km/秒から330km/秒へ下がり、
より低速の風になっています。
磁場強度は、5nT前後と平均的な状態です。

磁気圏は穏やかで、
AE指数は変化が少ない状態です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールが西へ進んでいます。
この領域の影響で、
明日くらいから太陽風速度が高まる可能性があります。
27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は、
12月4〜7日にかけて4日ほど速度の高まりが発生しています。
今回もこの様な変化が見られるかもしれません。
2024年最初のオーロラ活動の強まりとなるでしょうか。


太陽は、東端(左端)でC5.7、西端(右端)でC6.1の
小規模フレアが発生しています。
どちらも短時間の変化で、
画像で変化をはっきり見つけることはできませんでした。

東端の少し向こう側の領域は、
ある程度活動的な様に見えます。
この後現れる領域に注目して下さい。

また、昨夕、30日17時(世界時30日8時)に、
南東の端近く(左下)でフィラメント噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

これにより、CME(コロナ質量放出)が
太陽の左下に向かって飛び出しています。
横向きの噴出なので、影響はありません。



これが2023年最後の記事になりそうです。
今年も1年間どうもありがとうございました。
2024年もよろしくお願い致します。
それでは、どうぞよいお年をお迎え下さい。




太陽の南東の端近くで発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下に飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。