宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
今日、X1.1の大規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/25 11:52 C6.4
10:45 X1.1
08:37 C7.6
05:16 M2.2
01:43 C5.3
01:05 C2.6
00:26 C2.3
5/24 21:34 C6.0
19:27 C5.9
15:52 C2.0
15:05 C3.8
5/23 07:35 C2.5

黒点  5/25 (NOAA)
磁場 フレア
4087 1 α C2
4090 1 α ---
4092 1 α ---
4093 1 α ---
4094 2 α C1
4096 1 α ---
4097 5 β C1
4098 13 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 457 +1.2
-2 h 446 +3.8
-4 h 429 +4.4
-6 h 402 +0.0
-8 h 376 +0.4
-10 h 387 +0.9
-12 h 392 +2.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 24 -/ -
-2 h 10 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h 15 -/ -
-10 h 18 -/ -
-12 h 9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
5/25 0.3 3x10^3
5/24 0.2 3x10^3
5/23 0.3 3x10^3
5/22 0.3 2x10^3
5/21 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/20 13:27 太陽風はやや高速に少し下がっています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 5/21 09:48 太陽風の速度は600km/秒に高まり、コロナホールの影響が強まっています。
2025/ 5/22 13:11 太陽風の速度は550km/秒に少し下がりましたが、高速の状態は続いています。
2025/ 5/23 13:08 太陽府の速度は更に下がり、高速風は終わっています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 5/24 10:41 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2025/ 5/25 12:21 更新
X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽の南西(右下)の4098黒点群で、
25日11時(世界時25日2時)に、
X1.1の大規模フレアが発生しました。

Xクラスのフレアの発生は、
5月14日のX2.7以来で11日ぶりです。

4098黒点群は、昨日の午後から活動が強まり、
24日15時(世界時24日6時)にC3.8の小規模フレアを起こした後、
C5.9、C6.0、C5.3などの小規模フレアを起こし、
今朝、25日5時(世界時24日20時)にM2.1の中規模フレア、
そして、昼にX1.1フレアと活動が強まって来ました。

SDO衛星AIA131によるM2.1とX1.1の動画を掲載します。
4098群はこの後も活動が続くでしょうか。
注目して下さい。

また、動画やX線グラフの様子から、
目立つ規模のCME(コロナ質量放出)は発生していない様に思います。


太陽風は、400km/秒から380km/秒へ
速度が少し下がる変化が見られましたが、
今朝から少し高まって、現在は450km/秒です。
速さとしては平均的な状態です。
一方、磁場強度は、8nTから10nTへ少し強まり、
速度が高まるとこちらは低下して、
最後は6nTと平均的な状態です。

SDO衛星AIA193の南西側に見える
コロナホールの影響がある程度来ている様です。

今回の高まりはこのくらいまでなのか、
この後さらに高まるのか、もうしばらく注目して下さい。

磁気圏は穏やかで、
AE指数は小さい変化が見られる程度です。


宇宙天気の話題ではありませんが、
SOHO衛星LASCO C3とC2で、
太陽の左下から太陽に接近する小さい彗星が見えています。
青い写真のC3ではかなり小さいですが、ぜひ見つけて下さい。




4098黒点群で発生した、M2.1の中規模フレアとX1.1の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下側から小さい彗星が接近しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。