宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:33)
今日、C3.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風が非常に高速です。
磁気嵐が発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/15 00:10 C3.7
9/14 17:30 C3.5
15:41 C2.2
9/13 17:32 C1.3

黒点  9/15 (NOAA)
磁場 フレア
4211 1 α C1
4213 6 β C1
4216 10 β C2
4217 1 α C4
4218 7 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 701 -2.9
-2 h 669 -4.9
-4 h 610 -11.3
-6 h 468 +1.8
-8 h 451 +10.0
-10 h 367 +7.7
-12 h 354 +4.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -82 -/ -
-2 h -65 -/ -
-4 h 13 -/ -
-6 h 25 -/ -
-8 h 35 -/ -
-10 h 31 -/ -
-12 h 13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
9/15 0.2 4x10^3
9/14 0.3 4x10^3
9/13 0.3 2x10^3
9/12 0.3 9x10^2
9/11 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 9/10 14:00 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2025/ 9/11 13:19 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
2025/ 9/12 13:13 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響が近付いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2025/ 9/13 12:46 太陽風は360km/秒と低速になっています。コロナホールの影響が近付いています。
2025/ 9/14 13:01 太陽風は低速の状態が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/ 9/15 13:33 更新
太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

コロナホールによる高速の太陽風が始まりました。

太陽風の速度は、昨日以降350km/秒と低速の状態が続いていましたが、
今朝、15日4時(世界時14日19時)頃から上昇を始め、
15日8時(世界時14日23時)には500km/秒に達し、
その後も上昇が続いて、現在は700km/秒まで高まっています。

磁場強度は、10nTから18nTへ強まり、
現在は10nTへ下がっています。
値としては、強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、速度が高まり始めた頃は北向きに強まりましたが、
その後南向きに切り替わり、-10nT程度の変化が4時間程続きました。
現在は変化は少し小さくなっていますが、
-5nTと南向きの状態は続いています。

太陽風速度の高まりと磁場の南向きの強まりの影響で、
磁気圏の活動は、今朝以降活発になっています。
AE指数は、初めは小さい変化が見られるだけでしたが、
グラフの後半では、1000nTに達する大きい変化が続いています。
極域では活発なオーロラが発生しているのではないでしょうか。

SDO衛星のページが停止しているので、
GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真を掲載しています。
コロナホールは、全体が太陽の西側に進んでいます。
東西方向(横方向)の広がりから考えると、
高速の太陽風は5日間くらいになるかもしれません。
この後の変化に注目して下さい。


太陽は、南東の端(左下)の4217黒点群で、
C3.7の小規模フレアが発生しています。

また、昨夜、14日21時(世界時14日12時)頃に、
太陽の左上へ広がるCME(コロナ質量放出)が発生しています。
太陽の向こう側で発生した現象です。



GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


太陽の左上へ広がるCME。太陽の向こう側で発生した現象です。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。