宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:51)
昨日、C3.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/17 --- ---
12/16 13:01 C3.0
02:22 C3.9
12/15 21:20 C2.0
10:24 C1.9
01:58 C2.3

黒点 12/17 (NOAA)
磁場 フレア
4305 1 α ---
4307 6 β C2
4308 4 β C1
4309 1 α ---
4310 6 β ---
4311 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:44 532 -1.5
-2 h 531 +1.1
-4 h 587 +1.3
-6 h 563 +0.4
-8 h 508 +2.6
-10 h 495 -0.5
-12 h 464 -0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 15 -/ -
-2 h 17 -/ -
-4 h 16 -/ -
-6 h 15 -/ -
-8 h 14 -/ -
-10 h 19 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
12/17 0.3 1x10^3
12/16 0.3 9x10^2
12/15 0.2 6x10^2
12/14 0.3 4x10^2
12/13 0.2 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/12 14:18 太陽風磁場の強まりは下がって来ました。速さは平均的な状態です。
2025/12/13 12:25 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。太陽は穏やかになりそうです。
2025/12/14 12:43 高速太陽風は620km/秒に高まっています。
2025/12/15 12:36 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2025/12/16 10:02 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2025/12/17 13:51 更新
太陽風の速度は650km/秒まで高まり、高速の状態が続いています。北極航路の機内からのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドへオーロラ観測に向かう途中の
飛行機の中から撮影されたオーロラの写真を、
藤井哲也さんからいただきました。
アラスカから北極を越えてスカンジナビア半島に向かう航路で、
藤井さんより「オーロラファンにとってはうれしいコースです」とのことです。

1枚目は、アラスカを越えて北極点に達する少し前と、
かなり高緯度での撮影です。
現地は昼に近い時間帯で(極夜で暗い状態です)、
オーロラが現れやすい緯度は夜の時間帯よりも高くなっています。
ここで撮影できたのはこのことも関係しているのかもしれません。

2枚目はスカンジナビア半島に近づいての撮影とのことで、
現地はほぼ真夜中でした。
オーロラ観望には最適の場所と時間帯だったと言えそうです。
ただし、AE指数を見るとこの日のオーロラの活動はとても弱く、
オーロラの輝きとしては控えめだった様です。

藤井さんは、これからアイスランドで観測されるとのことです。
その最初の撮影情報をどうもありがとうございます。



昨日、500km/秒に高まっていた太陽風の速度は、
その後も上昇が続いて、昨夜遅くに650km/秒に達し、
その状態がしばらく続いて、
現在は少し下がっていますが、570km/秒と高速の状態が続いています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
(SDO衛星の画像を掲載するのは3か月ぶりです)
南北に細長く伸びるコロナホールは、西側(右側)にだいぶ進んでいます。
この領域の影響がやってきているのでしょうか。

太陽風の磁場強度は、12nTから7nT程度へ下がっています。
南北成分は、グラフの前半は北寄りでしたが、
後半は0nT付近で小さく変化する様になっています。

磁気圏の活動もこれに対応して、
AE指数は、グラフの前半は変化がありませんが、
途中から小規模の変化が続く様になっています。
速度が高まっていることもあり、
この後もある程度の活動が見られそうです。

SDO衛星AIA193では。東端(左端)に次のコロナホールが現れています。
5〜6日後くらいから、この領域の影響が始まりそうです。


太陽は、穏やかな状態です。

北東の端(左上)の少し向こう側で、
C1.5、C1.9、C1.1と小さいフレアが発生しています。
活発というほどではありませんが、
この後、黒点群が現れそうです。



9月15日からWebサーバーの故障のため停止していた
SDO衛星のデータページがある程度回復した様で、
3か月ぶりに太陽コロナや可視光の写真を掲載しています。
停止している間は、
宇宙天気ニュースの中で手作業で対応していた部分があったので、
復活はとても助かります。
完全に復活することを期待しています。



アラスカから北極を越える飛行機の中から、世界時14日21時3分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


北極を越えてスカンジナビア半島に近づいた飛行機の中から、世界時15日0時26分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。