宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (11:21)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/23 02:59 M1.7
8/22 00:48 C2.3
8/21 08:56 C3.2

黒点  8/22 (NOAA)
磁場 フレア
4187 5 β ---
4188 1 α C2
4189 6 β ---
4190 1 α ---
4191 1 α M2
4192 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 486 -0.6
-2 h 498 +0.1
-4 h 493 -1.5
-6 h 511 +0.2
-8 h 515 -0.5
-10 h 517 -0.7
-12 h 545 +2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 2 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h 11 -/ -
-10 h 12 -/ -
-12 h 11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 7x10^2
8/23 0.9 1x10^3
8/22 0.5 2x10^3
8/21 0.2 2x10^3
8/20 0.2 1x10^3
8/19 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/17 12:33 太陽風はより低速になっています。磁気圏も穏やかです
2025/ 8/18 13:13 太陽風はかなり低速になっています。コロナホールの影響が近付いています。
2025/ 8/19 12:45 太陽風の速度は、やや低速程度に少し上がっています。
2025/ 8/20 13:34 高速太陽風が到来し、太陽風の速度は600km/秒台に高まっています。
2025/ 8/21 13:16 高速の太陽風が続いていますが、速度は500km/秒へ下がっています。

2025/ 8/22 12:48 更新
太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。太陽風は高速です。

担当 篠原

昨夕、21日17時(世界時21日8時)頃に、
太陽の向こう側で規模の大きい活動が発生した様で、
SOHO衛星LASCO C2、C3で、
太陽を丸く囲むように広がるハロー型の
CME(コロナ質量放出)が観測されました。

CMEは、GOES衛星のコロナグラフでも観測されています。

太陽を地球よりも45度ほど右側から観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2カメラでは、
CMEが太陽の右側に偏って広がっています。
このことからも、太陽の向こう側の現象であることが分かります。

太陽のこちら側で発生していれば、
太陽風の強い乱れが地球に到来した可能性があります。
太陽活動はピークを過ぎて、フレアの発生も少なくなっていますが、
地球へ影響を及ぼすような規模の大きい活動は
今後も発生する可能性があります。
長い目で注目を続けて下さい。

太陽のこちら側は静穏な状態です。
X線グラフは小さい変化が起きている程度です。


太陽風は、昨日のニュースの後も速度が下がり、
500km/秒から、夜には450km/秒へ下がっていました。
しかし、今朝になると速度は再び高まって、
現在は500〜530km/秒と高速の状態で推移しています。

27日周期の図を見ると、
前周期の高速風はもう1日程度続いています。
今回も同じくらいの継続期間になるのでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、時々南向きに変化しています。
AE指数は見にくい状態ですが、
磁気圏は比較的穏やかで、
時々小規模の変化が起きている様です。

SDO衛星AIA193では、
北東側(左上)に小ぶりのコロナホールが見えています。
4日後くらいに影響がやって来る可能性があります。




太陽の向こう側で発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側で発生したハロー型のCME。
(c) GOES衛星CCOR-1 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


地球よりも45度ほど右側から観測したCME。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。