宇宙天気ニュース

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
しゃべる

Y. Obana
最新状況 (21:41)
今日、M2.7の中規模フレアが発生しました。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/13 19:33 C9.5
17:59 M2.7
17:41 C2.1
16:23 C9.8
15:43 C7.6
14:01 M1.9
12:56 C5.8
09:04 C6.4
08:24 C3.5
06:21 C4.4
10/12 22:21 C9.6
04:09 C2.7
10/11 20:56 C1.7
06:57 C1.8
04:58 C1.7

黒点 10/13 (NOAA)
磁場 フレア
4246 15 βγ M3
4247 10 β C3
4248 21 βγ C6
4250 4 β C2
4251 1 α ---
4252 1 α ---
4253 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
21:36 709 +4.3
-2 h 710 -0.4
-4 h 678 +1.7
-6 h 679 -0.3
-8 h 682 +0.9
-10 h 699 -2.4
-12 h 702 +1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
21:30 -17 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
10/13 0.3 3x10^3
10/12 0.3 1x10^4
10/11 0.3 6x10^3
10/10 0.3 7x10^3
10/ 9 0.3 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
 [ 図のみ ] [速報メール ] [ 読者写真集 ] [Twitter ] [特別記事 ] [about ]

これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/ 8 13:46 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
2025/10/ 9 11:53 太陽風は低速になっています。現在の磁気圏は穏やかです。
2025/10/10 14:45 太陽風の速度は300km/秒とより低速になっています。
2025/10/11 14:23 太陽風は370km/秒とやや低速です。コロナホールの影響が近付いています。
2025/10/12 13:20 高速の太陽風が始まりました。速度は700km/秒に高まっています。

2025/10/13 13:48 更新
太陽風は700km/秒台の高速風が続いています。C9.6、C9.3の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の速度は750km/秒へ高まり、
しばらくこの状態が続いて、少し下がり、
その後は700km/秒で推移しています。
かなり高まった状態が続いています。
磁場強度は、10nTから5nTへ下がり、
現在は平均的な値です。

磁場の南北成分は、南北に細かく変化しています。
磁気圏の活動は高まった状態が続いていて、
AE指数は、500nTを超えるくらいの中規模の変化が続き、
時々、1000nTに達する大きい変化も発生しています。

GOES衛星SUVI 195では、
現在の高速風の発生源と考えられるコロナホールは、
北西の端(右上)に近付いています。
このため、高速風は後半に入りそうです。
また、北東の端(左上)には、次のコロナホールが見え始めています。
1週間後くらいに、この領域の影響が到来しそうです。


太陽は、中心部北側の4246黒点群で、
昨夜、12日22時半(世界時12日13時半)に、
C9.6と大きい小規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131と195の動画を掲載します。

この動画の195の写真(茶色)に注目すると、
フレアの後に、広い範囲でコロナが動く様子が見えています。
CME(コロナ質量放出)が発生している様です。

太陽を地球よりも右斜めから観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2を見ると、
太陽の左上に向かってガスが飛び出す様子が見えています。
3日後くらいに太陽風の弱い乱れが到来するかもしれません。

磁場の強まりがやって来て、南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動が強まる可能性があります。
どの様な変化が見られるでしょうか。

4246群では、この後もフレアが続いていて、
C3.3、C4.4、C3.5、C9.3などの小規模フレアが発生しています。

また、X線グラフの最後のC5.8小規模フレアは、
中心部東側(左側)の4248群で発生しています。



4246黒点群で発生した、C9.6の小規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131、195 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左上にCMEが広がっている。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。