宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (20:31)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 5 16:04 C3.0
14:50 C3.0
11:16 C2.3
08:05 M1.1
6/ 4 06:37 C1.9
6/ 3 21:52 M1.4
13:16 C2.7
11:01 C2.2
06:34 M1.1
05:40 C9.2

黒点  6/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
4099 6 β C3
4100 20 βγ M1
4101 1 α C3
4105 10 βδ M1
4106 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
20:24 620 +0.8
-2 h 651 +0.3
-4 h 672 +2.0
-6 h 658 +0.2
-8 h 708 +0.2
-10 h 708 -1.3
-12 h 735 -0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
19:30 -20 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -32 -/ -
-8 h -41 -/ -
-10 h -42 -/ -
-12 h -45 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 7x10^2
6/ 5 0.7 4x10^3
6/ 4 1.5 4x10^3
6/ 3 3.7 7x10^3
6/ 2 52.4 1x10^3
6/ 1 666.0 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/31 14:18 M8.1の中規模フレアが発生しました。CMEが発生して、太陽風の乱れが地球に向かっています。
2025/ 6/ 1 11:58 M8.1フレアのCMEによる太陽風の乱れは、1日の深夜に到来する可能性があります。
2025/ 6/ 2 11:20 1050km/秒と非常に高速の太陽風が到来し、磁気圏活動も激しくなりました。山口県萩市の低緯度オーロラをどうぞ。
2025/ 6/ 3 13:09 太陽風は600km/秒と高速の状態です。磁場が南向きに強まって、磁気圏活動が活発になっています。
2025/ 6/ 4 12:24 高速の太陽風は続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。

2025/ 6/ 5 09:49 更新
太陽風の速度は700km/秒に高まっています。5月の黒点相対数は 79.2 でした。

担当 篠原

WDC-SILSO より、5月の黒点相対数月平均値は、
79.2 と発表されました。

4月は140.6だったので、一気に半分近くまで下がっています。
2枚目の可視光写真の動画にある様に、
黒点が減っているのは5月の間にも感じていましたが、
70台まで下がってしまいました。
月平均値がここまで下がったのは、
2022年11月の80.5以来で、2年半ぶりです。
(太陽活動が高まって来た頃です)

また、1枚目の図の赤線で示している13か月平均値を見ると、
2024年10月(160.8)を頂点に、最新の11月(157.0)は下がっています。
太陽活動の極大と極小はこの値から決めているので、
このままだと、第25期の極大は2024年10月ということになりそうです。

今後、大きく下がった状態が続いていくのか、
再び増加して、緩やかに減少していくのか、
今月以降の推移に注目して下さい。



太陽風は、昨夜から再び速度が高まっています。
昨日のニュースの頃も550km/秒と高速の状態は続いていましたが、
4日22時(世界時4日13時)頃から速度が高まり始め、
今朝、5日4時(世界時4日19時)には、
800km/秒とかなり高い値に達しています。
その後は少し下がっていますが、
現在も700km/秒とかなり高速です。

SDO衛星AIA193の南半球に見えている
広いコロナホールの影響がやって来ているのでしょうか。

太陽風の磁場強度は、データの乱れがあって見にくくなっていますが、
5nTから一旦15nTに強まって、現在は5nTに戻っています。
南北成分は、速度が高まり始める前は南寄りでしたが、
その後は0nT付近で小さく変化しています。

磁気圏の活動も強まっていて、
AE指数は1000nTに達する大きい変化が半日ほど続いています。
グラフの後半は、
太陽風磁場の状態が変わったため変化が小さくなって、
現在の磁気圏はやや穏やかになっています。

今回の高速太陽風はどの様に推移するでしょうか。
引き続き注目してください。


今朝、5日8時(世界時4日23時)に
北西(右上)の4100黒点群でM1.1の中規模フレアが発生しました。

太陽の目立った活動はこのくらいで、
南東(左下)の4105群は変化が少ない状態です。



太陽黒点相対数の長期変化。5月の黒点相対数は 79.2 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


5月の太陽黒点の推移。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1~0.8 nm、青・紫 = 0.05~0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。