宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:10)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/16 00:10 C3.0
10/15 13:15 C4.0
12:24 C2.2
06:55 C3.0
10/14 11:13 C4.8

黒点 10/15 (NOAA)
磁場 フレア
1586 2 α ---
1589 34 βγ C2
1590 1 α ---
1591 5 β C3
1592 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:59 399 +0.9
-2 h 390 +0.8
-4 h 403 -1.2
-6 h 410 -0.7
-8 h 434 +1.5
-10 h 438 +0.9
-12 h 453 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -22 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -33 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^4
10/16 0.3 2x10^4
10/15 0.3 1x10^4
10/14 0.3 1x10^4
10/13 0.3 2x10^4
10/12 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/11 11:23 高速の太陽風は終わりに近づいています。昭和基地のオーロラをご覧ください。
2012/10/12 12:03 ムルマンスクのオーロラ写真をどうぞ。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2012/10/13 14:05 太陽風の磁場が南向きに大きく振れています。磁気圏の活動が強まりつつあります。
2012/10/14 10:52 太陽風磁場が南向きに強まり、活発な磁気圏活動が発生しました。
2012/10/15 12:32 高速太陽風が続いています。磁気圏でも活発にオーロラが発生しています。
最新のニュース

2012/10/16 09:10 更新
太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽の東側から上がってきた黒点で、C4フレアが発生しています。

担当 篠原

昨夜より、太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は低下を始め、
今朝くらいに、400km/秒と平均的な速度に戻りました。
27日周期の図を見ると、今回の速度の高まりは2日ほど続いたことになります。

太陽風の磁場強度(白線)は、3nT前後とやや弱まった状態です。
南北成分(赤線)は、振れ幅は小さいものの南(マイナス)・北(プラス)に振れています。
磁気圏でも小規模ですがオーロラの活動が見られているようです。
AE指数のグラフは、300nT前後の変化が長い時間発生しています。

連日紹介していた昭和基地の全天カメラですが、
今日はとうとう40分間の撮影になっていました。
しかし、天候が悪く、写っているのは曇り空だけでした。

それに代わって、北半球、ノルウェーのトロムソの全天カメラを掲載します。
薄雲がかかった中ですが、にぎやかなオーロラの爆発が見えています。
周囲が山ででこぼこしていることや、
真ん中に見慣れたカシオペヤ座が見えるなど、
昭和基地の写真とはまた違った雰囲気です。


高速の太陽風が通り過ぎ、SDO衛星AIA193を見ると、
現在は目立ったコロナホールは見られません。

可視光写真で1589黒点群が見えている辺りは、
前周期まではコロナホールがありました。
27日周期の図を見ると、
その影響で9月20〜21日は高速太陽風が来ていました。
今回はこの高速風も消えてしまうのでしょうか。
今後の太陽風データでは、この点に注目してください。


太陽は、東の端から1593、1594黒点群が上がってきました。
1593黒点群は、C4.0、C4.4とやや大きめのCクラスフレアを2回起こしています。
今後、どのような活動を起こすでしょうか。

太陽面には、現在、7つの黒点群が見えています。
なかなかにぎやかな光景です。


放射線帯の高エネルギー電子は、高いレベルが続いています。
太陽風が落ち着いたので、
今後はゆっくりと減少して行くことになりそうです。




ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。