宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:02)
今日、C3.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/13 07:28 C1.6
02:15 C3.5
7/12 02:44 C2.6
7/11 08:48 C2.0

黒点  7/12 (NOAA)
磁場 フレア
1785 39 βγ C4
1787 14 βγ ---
1789 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:57 500 +0.9
-2 h 497 +1.7
-4 h 485 -3.1
-6 h 441 -1.5
-8 h 390 +1.5
-10 h 372 -1.1
-12 h 397 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -32 -/ -
-2 h -34 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -37 -/ -
-8 h -38 -/ -
-10 h -46 -/ -
-12 h -44 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^4
7/13 0.2 7x10^4
7/12 0.3 3x10^4
7/11 0.3 2x10^4
7/10 0.3 7x10^2
7/ 9 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
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Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/ 8 10:42 太陽風磁場の乱れは終わり、磁気圏は静穏です。太陽でCクラスのフレアが続いています。
2013/ 7/ 9 12:27 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は低速で磁気圏も穏やかです。
2013/ 7/10 12:12 太陽風磁場が強まり、南向きに振れています。磁気圏の活動もやや強まりそうです。
2013/ 7/11 12:12 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏活動も高まりました。太陽風の変化は終わりつつあります。
2013/ 7/12 12:03 太陽風磁場の南向きは続き、磁気圏の活動も高まっていました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/ 7/13 09:02 更新
太陽風の弱い擾乱が来ましたが、磁気圏は穏やかです。10日のカナダのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日は、南半球のニュージーランドのオーロラを紹介しましたが、
続いて、北半球のカナダ南西部ブリティッシュコロンビア州で
7月10日に撮影されたオーロラの写真を
高坂雄一さんよりお送りいただきました。

ここも、普段オーロラが見える地域よりも緯度が低く、
今回の様にオーロラ活動が激しくなると、
オーロラの地域が広がって見えるようになる場所です。
南と北で同じ様にオーロラが広がっていたことが分かります。

サイズの大きい写真をいただいたので、そのまま掲載します。
画面いっぱいになってしまうかもしれませんが、迫力をお楽しみ下さい。
1枚目は山の向こうに、緑と赤の二層になったオーロラが写っています。
昨日のニュージーランドの撮影地よりも、
オーロラがより近くに迫っていたということかもしれません。
2枚目の写真も、木立の背景がぼんやりと輝いていて、
実際に見に行きたくなる光景です。

とても美しく、興味深い写真をありがとうございます。
Youtubeに動画も公開されているので、どうぞご覧ください。


昨日のニュースの頃も続いていた太陽風磁場の南向きは、
その後、ゆっくりと弱まっていきました。

そして、13日2時(世界時12日17時)に、
太陽風の次の乱れが到来したようです。
太陽風の磁場強度が再び10nTに強まり、
速度は400km/秒からゆっくりと500km/秒へ高まっています。

しかし、磁場の南北成分は現在は0nTをはさんで南北に振れていて、
磁気圏に大きく影響する強い南向きは発生していません。

AE指数も、今のところは特に変化が強まることもなく、
比較的穏やかに推移しています。

しかし、磁場強度は高まった状態なので、
今後南北成分に変化が見られるかもしれないので、
引き続き注目してください。


太陽は、西に沈みつつある1785黒点群で、
C3.5の小規模フレアが発生してます。
この他に目立った活動は見られません。


放射線帯の高エネルギー電子は更に高まり、
赤線のGOES13も10,000を超えました。
青線のGOES15は、10万のレベルに近付いています。




カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州で7月10日に撮影されたオーロラ
(c) 高坂雄一氏


カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州で7月10日に撮影されたオーロラ
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。