宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:39)
今日、C9.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/14 02:49 C9.2
00:30 C1.8
5/13 19:48 C3.2
18:41 C2.3
14:46 C3.5
13:09 C3.1
5/12 20:45 C3.0
19:41 C1.7
13:26 C2.2
11:37 C2.5
03:32 C2.0

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
2339 37 βγ C3
2340 2 α ---
2341 1 α ---
2342 9 β C4
2344 2 β ---
2345 2 α C9
2346 1 α ---
2347 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 642 -0.2
-2 h 699 -0.4
-4 h 730 +0.0
-6 h 692 -0.4
-8 h 699 -2.0
-10 h 701 -3.2
-12 h 671 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -30 -/ -
-2 h -30 -/ -
-4 h -36 -/ -
-6 h -43 -/ -
-8 h -45 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
5/14 0.3 5x10^3
5/13 4.5 6x10^1
5/12 6.2 3x10^2
5/11 0.2 2x10^1
5/10 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 5/ 9 11:32 太陽の東端でC7.4のフレアが発生しています。太陽風はやや低速です。
2015/ 5/10 09:20 太陽の活動は穏やかになっています。太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。
2015/ 5/11 10:45 太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動もやや高まっています。
2015/ 5/12 11:46 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏もやや活動的です。
2015/ 5/13 11:35 太陽風の速度が600km/秒近くに高まっています。
最新のニュース

2015/ 5/14 13:39 更新
太陽風の速度は700km/秒まで高まりました。カナダのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダの高坂雄一さんより、
ブリティッシュコロンビア Lumbyで、
現地12日2時頃(世界時12日9時)に撮影されたオーロラの写真が届きました。

太陽風の磁場が強まって、
南向きにも-10nT程度に強まっていた頃の活動です。
昨日のニュースを見ると、
AE指数も1000nT近くの変化をしていました。

Lumbyは、カナダの南西の端に近く、
オーロラ帯からはだいぶ南に離れています。
この地域までオーロラが広がっていたということは、
磁気圏の活動もそれだけ強まっていたことを示しています。

地平線の近くのオーロラを眺めているという写真ですが、
地上の景色など、普段とは一味違ったオーロラの写真になっています。
3枚目の日周運動の見事な写真は、
低空の赤いオーロラならではの撮影かもしれません。

どうもありがとうございます。


太陽風は、昨夕、13日19時(世界時13日10時)に、急な変化が発生して、
速度は、600km/秒から700km/秒近くに高まりましたが、
磁場強度は15nTから5nTに一気に弱まりました。

その後、磁場強度は5nTで安定していますが、
速度は今朝にかけて750km/秒近くまで高まり、
現在は640km/秒に下がっています。

27日周期の図を見ると、前周期に負けないような、
速度や磁場の高まりが到来しています。
磁場強度が下がったので、今後は速度も次第に低下していくでしょう。

磁気圏では、活発な活動が続いています。
AE指数は、1200nTに達する激しい変動が続いています。


太陽は、2345黒点群でC9.2と大きいCクラスの
小規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA193の動画を見ると、
C9.2のフレアは、太陽の北西寄り(右上)で発生し、
このフレアの直前には、
太陽の中央部南寄りでも爆発が起きています。
これらの活動により、弱いCMEが噴き出しているかもしれません。
SOHO衛星LASCO C3の写真に注目して下さい。




カナダ・ブリティッシュコロンビア Lumbyで、現地12日2時頃(世界時12日9時)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・ブリティッシュコロンビア Lumbyで、現地12日2時頃(世界時12日9時)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・ブリティッシュコロンビア Lumbyで、現地12日2時頃(世界時12日9時)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


太陽の中央部でフレア活動が発生しています。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。