宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
今日、C5.0の小規模フレアが発生しました。
また、M5.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 4 10:13 C1.9
07:49 C2.4
05:08 C5.0
03:48 C2.6
4/ 3 23:18 M5.8
22:56 C4.7
22:18 C7.3
22:00 C3.4
21:02 C2.6
20:07 C3.9
16:56 C3.8
15:18 C5.0
14:18 C5.7
13:43 C4.8
13:20 C2.3
09:52 M1.2
06:06 C4.7
05:27 M5.7
03:07 M2.1
01:18 C3.1
4/ 2 23:56 C4.1
21:52 M2.3
16:33 M5.3
11:22 C8.0
07:59 C5.1
06:23 M4.4
04:21 C3.7

黒点  4/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2644 12 βγδ M6
2645 35 βγδ C8
2648 6 β ---
2649 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 420 -0.6
-2 h 413 -0.5
-4 h 402 -1.3
-6 h 403 -1.6
-8 h 424 -0.9
-10 h 417 -1.2
-12 h 430 +0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^4
4/ 4 0.4 6x10^4
4/ 3 0.5 1x10^5
4/ 2 0.4 2x10^5
4/ 1 0.4 7x10^4
3/31 0.4 1x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 3/30 13:18 太陽風は620km/秒と高速の風が続いています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 3/31 13:29 太陽風の速度は700km/秒に再び高まっています。磁気圏の活動も活発です。
2017/ 4/ 1 11:21 高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発です。C1の小規模フレアが発生しています。
2017/ 4/ 2 11:20 2644黒点群でM4.4の中規模フレアが発生しました。
2017/ 4/ 3 11:20 M5.3、M5.7など、2644黒点群で中規模フレアが5回発生しています。
最新のニュース

2017/ 4/ 4 13:06 更新
M5.8の中規模フレアが発生しました。2644黒点群は西端に沈みかけています。

担当 篠原

太陽では、フレアの発生が続いています。
昨夜、3日23時(世界時3日14時)には、
2644黒点群でM5.8と、再びM5に達する中規模フレアが発生しました。
2644群では、この他にも、C5.7、C7.3,C5.0など、
Cクラスの小規模フレアを7回ほど起こしています。

SDO衛星AIA131、AIA304による動画を掲載します。
フレアの激しい輝きと、
それに伴ってコロナのガスが噴き上がる様子が見えています。
CME(太陽ガスの放出現象)も発生しているようなのですが、
SOHO衛星の写真が揃っていないため、詳しい様子は分かりません。
太陽の横に向かっているので、地球への影響はないでしょう。

2644黒点群は太陽の西の端に近づき、この後すぐに沈みそうです。
一方、2645黒点群も、C3.8、C3.9、C3.4など、
Cクラスのフレアを頻繁に起こしています。
活動の規模は一段小さいですが、引き続き注目して下さい。


太陽風は、400km/秒近くまで速度が下がっています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的でしたが、
今朝から8nTへ少し強まっています。

AE指数は、全く変化がない前半と、小さい変化が続く後半と、
傾向がきれいに切り替わっています。

太陽風のグラフの最後では、磁場が南向きにやや強まっています。
この影響で、磁気圏の活動も少し強まるかもしれません。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
南極域にコロナホールが広がっています。
緯度はだいぶ高いですが、影響はやって来るでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、
1万を超えて高まった状態が続いていますが、
磁気圏の活動の影響で、昨日より少し下がっています。




M5.8の中規模フレアなど、2644黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131、AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2644黒点群の拡大写真。黒点群は太陽の西端に沈みかけています。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


世界時4月3日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。