宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:41)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/17 11:16 C2.0
4/16 --- ---
4/15 --- ---

黒点  4/17 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 297 -0.1
-2 h 291 -0.3
-4 h 296 -1.2
-6 h 310 -1.0
-8 h 321 -1.4
-10 h 341 -1.9
-12 h 361 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
4/17 0.4 4x10^3
4/16 0.4 4x10^3
4/15 0.4 8x10^3
4/14 0.4 8x10^3
4/13 0.5 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 4/12 12:31 太陽風の速度は480km/秒にやや高まっています。
2017/ 4/13 14:23 太陽風は平均的な速度に戻り、磁気圏も静穏です。
2017/ 4/14 12:38 太陽風は平均的な状態です。磁場が南寄りになって、磁気圏の活動がやや高まっています。
2017/ 4/15 13:20 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動的な状態が続いています。
2017/ 4/16 12:24 太陽風は320km/秒の低速風です。太陽は無黒点です。
最新のニュース

2017/ 4/17 13:41 更新
太陽風は低速です。C2.0の小規模フレアが発生しました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

中村太一さんによるニュージーランドのオーロラの写真を紹介します。
4月10日に掲載した写真の翌日、現地3月28日と29日の夜の撮影です。

600〜700km/秒の高速太陽風が続く中の現象です。
中村さんによると、前夜(前回掲載の写真)の活発なオーロラがニュースになり、
現地では非常に多くの人がオーロラを見に外出していたそうです。

1枚目の28日は雲が多く、切れ間から見えた強い縦筋のオーロラを撮影。
2枚目は、晴れ間に恵まれて、街明かりに負けない高めのオーロラが現れたそうです。
しかし、前の夜に比べると活動が弱く、
オーロラの彩度や強さに差が現れているとのことです。

写真を送っていただいたのは、2週間前だったのですが、
紹介するのが遅れてしまい申し訳ありません。
ニュージーランドでも、ニュースに触発されて多くの人が見に行くのですね。
現地の興味深い情報もありがとうございます。



太陽風は、昨日のニュースの後に、
370km/秒くらいまで速度が上がりましたが、
今日に入るとまた低下して、現在は300km/秒まで下がっています。
かなり遅い風になっています。
変化そのものは小規模で、27日周期の図では、
グラフがわずかに高まった程度です。

磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態が続き、
太陽風は、全体としては穏やかな風が続いています。

太陽風磁場の南北成分は、南に振れたり北に振れたりしていますが、
変化は小さく、速度も下がっているため磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は200nTの小規模の変化が時々発生している程度です。


SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部のコロナホールは全体的に西半球に進み、
地球への影響が始まっても良い頃です。
27日周期の図の前周期も、
ちょうど今日に相当する、3月21日から速度の変化が始まっています。
今後の太陽風の変化に注目して下さい。


太陽は無黒点ですが、
東端の向こう側に活動的な領域がある様で、
17日11時半(世界時17日2時半)に、C2.0の小規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

太陽の向こう側で発生しているので、
実際の規模はこれよりも大きかった可能性があります。
今後、どのような領域が姿を現すでしょうか。



ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日22時40分(世界時28日9時40分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月29日22時18分(世界時29日9時18分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


太陽の東端で発生したC2.0の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時4月16日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時4月17日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。