宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:45)
昨日、C5.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/20 --- ---
4/19 04:17 C5.5
4/18 18:27 C3.3

黒点  4/20 (NOAA)
磁場 フレア
2651 4 β C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 540 -6.3
-2 h 496 +4.2
-4 h 449 +0.4
-6 h 449 +6.4
-8 h 453 -0.2
-10 h 434 +1.8
-12 h 410 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
4/20 0.4 2x10^2
4/19 0.4 3x10^3
4/18 0.4 4x10^3
4/17 0.4 4x10^3
4/16 0.4 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 4/15 13:20 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動的な状態が続いています。
2017/ 4/16 12:24 太陽風は320km/秒の低速風です。太陽は無黒点です。
2017/ 4/17 13:41 太陽風は低速です。C2.0の小規模フレアが発生しました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 4/18 13:16 太陽の東端に黒点が現れています。太陽風は低速です。
2017/ 4/19 12:31 太陽の東端でC5.5の小規模フレアが発生しました。高速太陽風が始まりかけています。
最新のニュース

2017/ 4/20 12:45 更新
太陽風は540km/秒の高速風になっています。太陽は静かになっています。

担当 篠原

昨日のC5.5フレアに伴って発生したCME(太陽ガスの放出現象)の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3による動画で紹介します。
フレアは太陽の東端(左端)で発生したので、
CMEのガスも太陽の左に向かって勢い良く飛び出しています。
もう4〜5日遅く発生していれば、地球にも太陽風の乱れが到来して、
磁気圏の激しい乱れを作っていたかもしれません。

太陽では、このフレア以降目立った変化は発生していません。
X線グラフも元のレベルに戻っています。
東端には、小さい黒点が見えていますが、
この辺りが活動の中心だったのかどうか、
引き続き注目してください。


太陽風は、磁場強度が10nT前後に強まった状態が現在も続いています。
速度は、昨夜までは400km/秒と平均的な速さでしたが、
今日に入った頃からゆっくりと高まり、
現在は、540km/秒と高速の風に変わっています。
磁場強度が高まったままなので、速度は更に高まるかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、北を向いたり、南を向いたり、
時間帯によって変化しています。
磁場が強まっているため、変化の幅も大きくなりやすく、
-10nT近い強い南向きも発生しています。

AE指数は、500〜1000nTの中規模の活動が何度も発生しています。

このグラフではあまり高まっていませんが、
世界時19日9〜11時頃のアラスカ、フェアバンクスの
オーロラの動画を掲載します。
北半球の極域はだいぶ夜が短くなっていて、
この動画でも、地平線近くは完全には暗くなっておらず、
たった2時間の撮影で空が明るくなり始めています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
太陽の東側(左側)に、南北に延びるコロナホールが見えています。
前周期と同じような位置にあるため、
27日周期の図の前周期と同様の変化がやって来る可能性があります。
その場合、来週、4月23日頃から、太陽風は高速の風になりそうです。




昨日のC5.5フレアに伴って発生したCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで、世界時19日9〜11時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時4月19日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時4月20日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。