宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:30)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/28 --- ---
5/27 --- ---
5/26 --- ---

黒点  5/28 (NOAA)
磁場 フレア
2659 11 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:23 366 -17.2
-2 h 369 -18.7
-4 h 387 -19.1
-6 h 368 -16.2
-8 h 376 +0.9
-10 h 380 -0.9
-12 h 365 -4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
5/28 0.5 3x10^4
5/27 0.4 2x10^4
5/26 0.4 3x10^4
5/25 0.4 3x10^4
5/24 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 5/23 12:50 570km/秒の高速太陽風が続いています。オーストラリアのオーロラをどうぞ。
2017/ 5/24 14:59 弱いCMEが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2017/ 5/25 13:36 高速の太陽風は終わり、磁気圏も穏やかです。
2017/ 5/26 12:18 太陽風は低速風になりました。磁気圏は静穏です。
2017/ 5/27 11:49 太陽風の速度は、300km/秒に下がっています。
最新のニュース

2017/ 5/28 13:30 更新
太陽風の磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなっています。

担当 篠原

28日0時(世界時27日15時)に、
太陽風の乱れがDSCOVR衛星に到達し、
速度は、300km/秒から350km/秒に、
磁場強度は、3nTから7nTに強まる、小規模の変化が発生しました。

この時は、変化が小さかったため、
AE指数は400nTと小規模の変化が発生した程度で、
磁気圏は特に乱れませんでした。

しかし、今朝、28日6時(世界時27日21時)以降、
磁場強度は20nTに強まり、
南北成分も、-15〜 -20nTという強い南向きの変化が発生し、
現在も続いています。

太陽風の速度は、370km/秒とやや低速に留まっていますが、
磁気圏では激しい変化が発生して、
AE指数は1000nTを超え、
1800nTに達する大きい変化も記録しています。

活動が激しくなった頃、世界時28日0〜6時の
南極昭和基地のオーロラの様子を動画で紹介します。

また、速報値ですが、Dst指数は、-107nTに下がり、
中規模の磁気嵐が発生しています。
Dst指数が -100nTを超えるのは、2016年10月13日以来で、
およそ7か月ぶりです。

太陽風の速度が比較的遅いため、
太陽風の乱れもゆっくりと通過していることになります。
乱れがどこまで続くか、注目してください。


太陽では、2659黒点群が少し発達し、
B9、B7とCクラスに近い規模の小さいフレアを起こしています。
2659群は西の端に近づいていて、やがて見えなくなるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、
太陽風の乱れを受けて大きく減少しています。
この後、増加に転じるでしょうか。



南極の昭和基地で撮影されたオーロラの様子。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時5月27日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時5月28日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


Dst指数(速報値)。Dst指数は -107nTまで強まり、中規模の磁気嵐が発生している。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。