宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:08)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 2 07:03 C2.4
02:53 C1.4
6/ 1 18:20 C2.5
10:11 C6.6
08:05 C2.0
05:52 C1.3
03:42 C1.3
5/31 --- ---

黒点  6/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2661 8 β C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 377 -1.5
-2 h 393 -1.6
-4 h 428 -1.3
-6 h 435 +2.0
-8 h 424 +3.8
-10 h 369 +3.4
-12 h 366 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
6/ 2 0.5 2x10^3
6/ 1 0.5 1x10^3
5/31 0.4 9x10^2
5/30 0.4 1x10^3
5/29 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 5/28 13:30 太陽風の磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなっています。
2017/ 5/29 11:41 太陽風磁場は強まっていますが、磁気圏は静かになっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 5/30 12:36 太陽風磁場の強まりは続いています。ニュージーランドのオーロラ第二弾をどうぞ。
2017/ 5/31 12:37 昨夜にかけて太陽風は高速になりました。磁気圏は穏やかです。
2017/ 6/ 1 14:20 太陽の東端でC6.6の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
最新のニュース

2017/ 6/ 2 13:08 更新
2661黒点群のフレア活動は続いています。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

太陽の東側に現れた2661黒点群の活動が続いています。
昨日朝のC6.6以降も、今朝のC3.0を最大に、
C1以上のフレアを6回起こしています。
活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

これらの活動に伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も起きています。
SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載します。
現在は地球に対して横方向に飛び出しているため影響はありませんが、
この後も活発な活動が続くと、
飛び出したガスが地球にも向かってくる可能性があります。
今後の2661群の活動に注目してください。


太陽風は、350km/秒前後の低速の状態が続いていましたが、
今朝早くに450km/秒とやや高速に高まる変化が発生しました。
現在は既に下がり始めていて、380km/秒とやや低速になっています。

太陽風の磁場強度も、5nTから10nTに強まる変化が発生しましたが、
現在は5nTに戻っています。

27日周期の図を見ると、
太陽風磁場の大まかな方向が切り替わるセクター境界が到来して、
磁場の方向が「A」(太陽から地球方向)から、
「T」(地球から太陽方向)に変わっています。
太陽風の乱れは、この切り替わりに関係する変化だったのかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、セクターの切り替わりに伴って、
北寄りから南寄りに傾向が変わっています。
このため、AE指数のグラフも、
6月1日の後半から弱い変化が増えています。



2661黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2661黒点群の活動に伴って太陽の東側に飛び出しているCME。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時6月1日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時6月2日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。