宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:50)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 8 --- ---
10/ 7 --- ---
10/ 6 --- ---

黒点 10/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2683 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 447 +2.0
-2 h 437 +0.9
-4 h 432 +1.4
-6 h 436 -0.7
-8 h 410 +0.6
-10 h 409 -0.7
-12 h 410 +0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 3 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
10/ 8 0.3 7x10^2
10/ 7 0.4 7x10^2
10/ 6 0.4 1x10^4
10/ 5 0.6 2x10^4
10/ 4 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/10/ 3 11:25 太陽風は平均的な状態に戻りました。磁気圏は穏やかです。
2017/10/ 4 14:31 太陽風、磁気圏は穏やかです。9月の黒点相対数は、43.6 でした。
2017/10/ 5 13:42 太陽風は平均的な速度ですが、高速風が近づいているかもしれません。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2017/10/ 6 12:56 太陽風は平均的な速度が続いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2017/10/ 7 15:10 太陽風は400km/秒付近の平均的な速度が続いています。
最新のニュース

2017/10/ 8 09:50 更新
太陽風は平均的な状態で、磁気圏も静穏です。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の高坂雄一さんより、
現地5日夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
今回は、アイスランド西側の内陸にある、グトルフォス(Gullfoss)の滝です。
高坂さんによると、神聖な滝だそうで、
Wikipediaでは「黄金の滝」という名前にあたるそうです。

この夜もオーロラは薄かったそうですが、
写真では、滝とともにかなり迫力のある光景になっています。
3枚目は月虹も写っています。
この写真の上空に、横に二列に並んで見える星たちは、
おおぐま座の後ろ足が北極星の下側を通過しているところです。
高緯度地域ならではの光景で、私のいる九州では見ることができません。

高坂さんは、滝の水しぶきで全身ずぶ濡れの撮影だったそうで、
気温は零下で、ジャケットが凍って大変だったそうです。

迫力の写真たちをありがとうございます。



太陽風は、400km/秒から450km/秒に少し速度が上がっています。
磁場強度は、7nTから5nTに少し下がっています。
太陽風の磁場の方向が切り替わる、
セクター境界を迎えているのかもしれません。
変化としてはどちらも小幅で、太陽風は平均的な状態を保っています。

磁場の南北成分は、変化は小さく、
やや北寄りになっているようです。
磁気圏は穏やかで、AE指数は小さい変化が時々見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、
北半球の中緯度のコロナホールが太陽の中心線に見えています。
2〜3日後くらいから、太陽風の変化が始まりそうです。


太陽は、2683黒点群が西の端に近づいて、
この後、無黒点になりそうです。
X線グラフも変化はありません。



アイスランド西側のグトルフォス(Gullfoss)で、10月5日夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランド西側のグトルフォス(Gullfoss)で、10月5日夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランド西側のグトルフォス(Gullfoss)で、10月5日夜に撮影されたオーロラと月虹。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。