宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:43)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 1 --- ---
3/31 --- ---
3/30 16:47 C4.6

黒点  4/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2703 2 α C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 436 +1.8
-2 h 429 +1.2
-4 h 423 +1.1
-6 h 420 +1.4
-8 h 431 +0.6
-10 h 422 +2.4
-12 h 419 -0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 3 -/ -
-2 h 9 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h 4 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
4/ 1 0.4 4x10^3
3/31 0.4 1x10^4
3/30 0.4 2x10^4
3/29 0.4 4x10^4
3/28 0.4 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 3/27 14:11 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
2018/ 3/28 13:51 太陽風の速度は下がり始めています。磁気圏の活動も小さくなっています。
2018/ 3/29 13:41 太陽の東端から黒点が現れるかもしれません。太陽風は低速になっています。
2018/ 3/30 13:52 太陽の東端から黒点が現れました。太陽風はやや高速になっています。
2018/ 3/31 13:41 2703黒点群でC4.6の小規模フレアが発生しました。Cフレアは1か月ぶりです。
最新のニュース

2018/ 4/ 1 13:43 更新
2703黒点群でB7.1の小さいフレアが発生し、CMEも飛び出しています。

担当 篠原

昨夕、31日18時(世界時31日9時)に、
太陽の東端近くの2703黒点群で、
B7.1の小さいフレアが発生しました。
SDO衛星AIA193による動画を掲載します。

動画を見ると、コロナのガスが吹き飛ばされている様です。
地球から離れた地点で太陽を観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2カメラによると、
CME(太陽ガスの放出現象)が発生していて、
コロナのかたまりが、
Ahead衛星から見て太陽の右に向かって噴出しています。
(地球から見た方向ではありません)

フレアの発生地点が、地球から見ると左端に寄っているため、
地球への影響は、飛び出したCMEの広がりが
地球まで届くかどうかで決まります。
やって来るとすると、4日後の4月4日前後ではないでしょうか。

速度の変化は小さいと思いますが、
磁場の強まりが到来して、南向きに大きく振れると、
オーロラの活動が激しくなる可能性があります。


現在の太陽風は、速度は430km/秒前後で安定し、
平均的な状態に戻っています。
磁場強度は5nTと、こちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。
磁気圏は穏やかで、AE指数は小さい変化が起きている程度です。

SDO衛星AIA193では、低緯度域にコロナホールはなく、
太陽風は基本的には穏やかに推移しそうです。
CMEによる乱れはやって来るでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は減少が進み、
2つの衛星とも10,000を割っています。



2703黒点群で発生したB7.1のフレア。コロナの吹き飛ぶ様子も見えている。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


B7.1のフレアに伴って発生したCMEの様子。STEREO Ahead衛星COR2カメラ。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。