宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:58)
昨日、M2.2の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/16 --- ---
5/15 08:58 M2.2
06:21 C5.7
05:05 C4.2
04:25 C3.6
01:15 C2.3
5/14 18:07 C3.0
07:11 C2.6
03:29 C3.3

黒点  5/16 (NOAA)
磁場 フレア
3006 3 β C4
3007 30 β ---
3010 12 β C6
3011 2 β C3
3013 1 α ---
3014 7 β ---
3015 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 527 -0.8
-2 h 488 +2.6
-4 h 525 +3.8
-6 h 507 +3.8
-8 h 513 +2.8
-10 h 519 +2.8
-12 h 533 +4.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 7 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^1
5/16 0.6 2x10^2
5/15 0.6 1x10^2
5/14 0.8 2x10^2
5/13 1.8 2x10^2
5/12 5.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 5/11 13:45 X1.5の大規模フレアが発生しました。太陽風はかなり低速になっています。
2022/ 5/12 12:31 中規模フレアが3回発生し、太陽の東端から活動的な領域が近づいています。
2022/ 5/13 13:01 太陽の東端でM1.3のフレアが発生しました。低速の太陽風が続いています。
2022/ 5/14 13:41 Cクラスフレアが続いています。太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
2022/ 5/15 13:28 M2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は550km/秒と高速になっています。
最新のニュース

2022/ 5/16 12:58 更新
高速の太陽風が続いています。フレアの発生は少なくなっています。

担当 篠原

太陽風の速度は昨夜にかけて570km/秒まで高まりました。
その後はゆっくりと下がって、
現在は500km/秒付近を推移している様です。
高速の状態は続いています。

磁場強度は、9nT前後と強まった状態が続いていましたが、
グラフの最後で7nTに少し下がっていて、
このまま下がるのかまだ強まりが残るのか、
変化に注目しています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。
磁気圏は穏やかになっていて、
AE指数は変化が少ない状態です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の中心部の赤道付近に
横に伸びるコロナホールが見えています。
現在の太陽風速度の高まりは、この領域が引き継ぐ形で
今週の後半にかけて続くのではないでしょうか。
注目してください。


太陽は、昨日のニュース以降は変化が少なくなり、
C1〜2の小さい小規模フレアが数回発生した程度です。

可視光写真ではあちこちに黒点が見えています。
このまま穏やかに推移するのか、再び活動度が高まるのか、
引き続き注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。