宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:03)
昨日、C5.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/12 --- ---
6/11 15:24 C3.3
10:58 C2.8
06:01 C5.7
03:41 C4.5
6/10 08:37 C2.4
01:51 M2.5

黒点  6/12 (NOAA)
磁場 フレア
3321 1 α C3
3326 3 α ---
3327 37 βγ C5
3329 7 β ---
3331 7 β M3
3332 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 433 +2.3
-2 h 428 +1.6
-4 h 430 +0.2
-6 h 434 +4.3
-8 h 447 -1.5
-10 h 426 +0.6
-12 h 421 -5.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 12 -/ -
-2 h 15 -/ -
-4 h 17 -/ -
-6 h 11 -/ -
-8 h 15 -/ -
-10 h 14 -/ -
-12 h 21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
6/12 0.4 2x10^2
6/11 0.4 2x10^2
6/10 0.3 3x10^2
6/ 9 0.3 2x10^2
6/ 8 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/ 7 17:19 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。C7.1の小規模フレアが発生しています。
2023/ 6/ 8 12:41 太陽風の小さい乱れが到来しています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 6/ 9 12:49 太陽風は更に低速になっています。5月の黒点相対数は 137.9 でした。
2023/ 6/10 14:06 太陽風はかなり低速になりました。M2.5の中規模フレアが発生しました。
2023/ 6/11 13:18 太陽風磁場が強まっています。速度は低速の状態です。
最新のニュース

2023/ 6/12 13:03 更新
太陽風は平均的な状態に戻っています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

宇宙天気の話題ではありませんが、
SOHO衛星LASCO C2、C3に小さい彗星が現れました。
1枚目の動画で紹介します。

青色のC2の画像は、3日前の9日から始めています。
太陽の下の方の真ん中あたりに小さい白い点が現れ、
上に向かって(太陽に向かって)進みます。
太陽に近付くと次第に明るくなって、
やがて太陽を隠している丸い部分に重なって見えなくなります。

ここからは赤色のC2です。
彗星は写真の右下から現れます。
よく見ると、淡い尾も見えています。
そのまま太陽に近付いて行って、
今日の未明に見えなくなりました。


太陽では、今朝、12日9時(世界時12日0時)頃から、
北の端近く(上側)でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
上に向かって激しい噴出が発生しています。
地球に対しては横向きなので、影響はないでしょう。

フレアは、C1〜3の小さい変化が起きている程度です。


太陽風は、速度が430km/秒程度に上がり、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、今朝早くまで10nT付近で推移していましたが、
現在は少し下がって、5〜7nTです。

磁気圏は穏やかで、
AE指数は小さい変化が起きている程度です。

SDO衛星AIA193では、
中心部の東側に小さいコロナホールが見えています。
4日後くらいの太陽風に影響が見られるでしょうか。



小さい彗星が太陽に接近しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北の端近くで発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。