宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/22 10:03 C6.2
05:42 C5.5
05:10 C4.4
03:10 C2.8
00:34 M1.0
6/21 21:36 M1.1
19:44 C5.2
16:41 C3.3
12:04 C3.5
01:29 X1.1
00:44 M1.0
00:28 C7.1
6/20 23:37 C4.9
23:00 C7.8
22:41 C3.2
22:03 C5.7
21:15 C7.8
20:18 M1.8
19:49 M1.0
13:50 C5.9
12:09 C4.7
09:18 C4.4
02:08 C2.5
01:46 C2.4
01:18 C3.2

黒点  6/22 (NOAA)
磁場 フレア
3333 5 β C5
3335 17 β C3
3337 10 β M1
3338 5 β ---
3339 5 β C5
3340 12 βγ ---
3341 7 β X1
3342 6 β M1
3344 3 β ---
3345 5 β ---
3346 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:33 464 -0.8
-2 h 472 +1.0
-4 h 466 -1.1
-6 h 473 -2.9
-8 h 471 +1.5
-10 h 464 +3.8
-12 h 463 +4.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 3 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^3
6/22 0.4 4x10^3
6/21 0.4 6x10^3
6/20 0.3 7x10^3
6/19 0.3 8x10^3
6/18 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/17 13:28 高速の太陽風が続いていますが、速度は少し下がっています。
2023/ 6/18 10:48 高速太陽風は終わりかけています。フィラメント噴出が発生しました。
2023/ 6/19 13:49 M2.5、M1.4のフレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 6/20 13:05 太陽風は平均的な状態で、磁気圏はやや活動的です。
2023/ 6/21 14:08 X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2023/ 6/22 12:41 更新
太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、
DSCOVR衛星では、450km/秒から470km/秒へ少し高まっています。
一方、ACE衛星では、420km/秒付近で安定しています。
グラフの変化の様子を見ると、
DSCOVR衛星の値は少し不安定かもしれません。

磁場強度は、6〜7nTと少し強めです。
南北成分は、グラフの中盤までは北寄りで、
その後、南向きの変化が発生しています。
このため、AE指数は変化の無い時間帯が続いた後、
グラフの後半で500nTの中規模の変化が発生しています。
全体としては穏やかな状態です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。
この後、太陽風の速度は下がっていくかもしれません。


太陽は、Xフレアを起こした3341黒点群でM1.1、
中心部北西(右上)の3337群でM1.0の中規模フレアや、
C4〜6の小規模フレアが発生しています。

また、昨夕、21日18時(世界時21日9時)頃に、
北東の端(左上)でプロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

これにより、CME(コロナ質量放出)も
太陽の左上に飛び出しています。

可視光写真は、黒点があちこちにあってにぎやかです。



北東の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左上に飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。