宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
今日、X1.0の大規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 3 07:58 X1.0
07:04 C5.7
06:23 C7.3
7/ 2 17:45 C8.8
17:11 C6.5
11:46 C4.1
11:30 M2.0
07:12 M1.1
04:08 C4.0
00:55 C3.0
7/ 1 22:59 C3.7
21:52 C4.1
20:34 C3.5
03:53 C3.7

黒点  7/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3354 22 βγδ X1
3355 1 α ---
3356 3 β ---
3357 6 β C2
3358 15 β C4
3359 7 β M2
3360 2 α C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:44 400 +2.6
-2 h 410 +1.3
-4 h 409 -0.1
-6 h 426 +0.5
-8 h 432 +0.8
-10 h 426 -0.9
-12 h 444 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 17 -/ -
-2 h 9 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 6 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
7/ 3 0.4 5x10^3
7/ 2 0.4 4x10^3
7/ 1 0.3 4x10^3
6/30 0.4 8x10^3
6/29 0.3 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/28 17:04 3354黒点群が大きくなっています。高速太陽風は終わっています。
2023/ 6/29 12:11 太陽風は平均的な状態です。3354黒点群は大きい姿を保っています。
2023/ 6/30 12:54 太陽風はやや高速で、磁気圏の活動が強まりました。M3.8の中規模フレアが発生しました。
2023/ 7/ 1 12:55 太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/ 2 13:10 M1.1とM2.0の中規模フレアが発生しました。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 7/ 3 12:57 更新
X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

今朝、3日9時(世界時3日0時)に、
太陽の北西の端近く(右上)の3354黒点群で、
X1.0の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

Xクラスのフレアの発生は、
世界時6月20日のX1.1以来で、およそ10日ぶりです。
3354群では、昨日の夕方にC6.5、C8.8と
大きめのCクラスフレアが発生していましたが、
そこから一気にXクラスの発生となりました。

SOHO衛星LASCO C2を見ると、
分かるほどのCME(コロナ質量放出)の発生はなかった様です。

3354群は、この後の活動はどうなるでしょうか。


太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒へ少し下がっています。
平均的な状態は続いています。
磁場強度も6nTと平均的な値で安定しています。

磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。
磁気圏は基本的に穏やかで、
AE指数は小規模の変化が起きている程度です。




3354黒点群で発生したX1.0の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。