宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:43)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M3.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 2 14:09 C4.7
13:37 C3.5
09:16 C7.8
06:39 M1.0
04:50 C5.2
8/ 1 23:00 M1.4
21:40 C5.5
19:38 C6.5
17:56 M1.5
15:28 M3.6
14:33 M1.3
13:28 M2.2
10:41 M1.2
10:22 C4.5
09:11 C4.4
07:36 C5.4
03:05 C2.4
00:08 C2.7
7/31 20:37 C3.1
17:30 M1.7
16:18 C4.6
13:01 C6.8

黒点  8/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
3380 21 βδ M4
3384 5 β C6
3386 16 β C3
3387 6 β ---
3388 1 β ---
3389 2 α ---
3390 2 β M2
3391 1 α ---
3392 3 β ---
3393 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:34 400 -2.2
-2 h 400 +6.6
-4 h 399 +2.8
-6 h 391 +2.3
-8 h 382 -0.0
-10 h 381 +1.5
-12 h 409 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 2 -/ -
-2 h 10 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
8/ 2 0.6 3x10^3
8/ 1 2.0 2x10^3
7/31 12.7 1x10^3
7/30 87.2 2x10^3
7/29 154.0 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/28 13:41 太陽風は平均的な状態です。太陽の向こう側でCMEが発生しました。
2023/ 7/29 12:21 太陽風は平均的な状態です。M4.1の中規模フレアが発生しました。
2023/ 7/30 13:41 29日朝にハロー型のCMEが発生し、太陽風の変化が到来しそうです。
2023/ 7/31 13:48 太陽風はやや高速の状態です。太陽は比較的落ち着いています。
2023/ 8/ 1 15:10 太陽風はやや低速です。太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。
最新のニュース

2023/ 8/ 2 14:43 更新
太陽風磁場の強まりが到来しています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風は、5nTと平均的な状態だった磁場強度が、
2日1時(世界時1日16時)頃に12nTへ急に強まり、
以降、10nT前後で推移しています。
速度は目立った変化はなく、
380〜400km/秒と平均的な状態です。

7月30日のニュースでお知らせした
CME(コロナ質量放出)による太陽風の変化が
予報よりも半日ほど遅くなりましたが、
やって来たのかもしれません。

その場合、太陽から地球まで4日弱かかったことになります。
現在の太陽風の速度を考えると、妥当な範囲だと思います。

磁場の南北成分は、グラフの中盤で弱い南寄りになり、
磁場が強まった後は、北寄りの傾向になっています。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
中盤で500nTの変化がしばらく続いていますが、
その後は変化がなくなっています。
現在の磁気圏は穏やかです。

太陽風磁場の強まりはどのくらい続くでしょうか。


太陽は、南西(右下)の3380黒点群の活動が目立っていて、
昨日のニュース以降、
M3.6、M1.5、M1.4、M1.0と
中規模フレアが発生しています。
このため、X線グラフは変化が頻繁に起きています。

太陽の南東の端(左下)の向こう側にも
活動的な領域があるようです。
この後、どの様な黒点が現れるでしょうか。




3080黒点群で発生するフレアの様子。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。