宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:09)
今日、M5.5の中規模フレアが発生しました。
また、X1.6の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 7 13:30 M2.4
03:23 M5.5
8/ 6 19:48 C6.7
06:47 X1.6
05:34 C3.0
03:59 C6.7
8/ 5 23:45 C3.1
18:26 M2.1
15:58 M1.6
14:07 C5.6
11:13 C9.7
04:50 C5.2
02:36 C2.5

黒点  8/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
3386 3 βδ X2
3387 8 β C7
3388 1 α ---
3391 1 α ---
3392 6 β ---
3394 4 β C3
3395 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 370 -0.4
-2 h 393 -4.0
-4 h 374 -5.3
-6 h 364 +0.5
-8 h 370 -0.3
-10 h 359 -0.4
-12 h 360 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -51 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.2 2x10^1
8/ 7 4.7 2x10^2
8/ 6 18.5 1x10^2
8/ 5 17.6 1x10^2
8/ 4 0.3 1x10^2
8/ 3 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 8/ 2 14:43 太陽風磁場の強まりが到来しています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 8/ 3 14:03 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まりました。
2023/ 8/ 4 13:20 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。7月の黒点相対数は 159.1 でした。
2023/ 8/ 5 12:41 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も強まっています。
2023/ 8/ 6 13:10 X1.6の大規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりは終わっています。
最新のニュース

2023/ 8/ 7 14:09 更新
M5.5の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

昨日紹介したNOAA/SWPCの太陽風予報は、
X1.6フレアのCMEも含めた情報に更新されましたが、
地球へ向かう成分は小さいそうで、
到来は8日15時(世界時8日6時)頃とほとんど変化はなく。
乱れの規模も昨日の予報と同程度となっています。

太陽の北西の端(右上)に達した3386黒点群で、
今日未明、7日3時半(世界時6日18時半)に、
M5.5の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131とAIA193の動画を掲載します。

茶色の写真のAIA193では、
3386群の領域から下方へ伸びるプロミネンスの筋が
フレアとともに右下へ噴き出す様子が見えています。
SOHO衛星LASC C2、C3によると、
太陽の右下に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。
地球に対して横向きの噴出なので、影響はないでしょう。

X線グラフの右端では、
M2.4の中規模フレアの高まりが見えています。
このフレアも3386群で発生しています。


太陽風は、370km/秒とやや低速の状態です。
磁場強度は7nTの状態が続いていましたが、
グラフの後半で10nTへの強まりが発生しています。
ここで南北成分が南向きに強まり、
AE指数は700nTの中規模の変化が発生しています。

グラフの最後で南北成分は0nT付近に戻っています。
この後、磁気圏は穏やかになりそうです。




太陽風の乱れは、8日15時(世界時8日6時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


3386黒点群で発生したM5.5の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131、193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下に噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。