宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:15)
今日、C6.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 1 09:22 C6.9
06:51 C5.0
05:18 C3.9
10/31 11:24 C2.2
09:13 C5.7
10/30 04:00 C2.6

黒点 11/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
3472 20 β ---
3473 12 β C6
3474 30 βγ C5
3476 3 β ---
3477 1 α C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 474 +2.0
-2 h 469 -2.1
-4 h 459 -1.1
-6 h 476 -2.3
-8 h 472 -0.4
-10 h 483 -1.9
-12 h 484 +1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -15 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
11/ 1 0.3 3x10^3
10/31 0.3 4x10^3
10/30 0.4 4x10^3
10/29 0.3 7x10^2
10/28 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/10/27 13:47 M1.4の中規模フレアが発生しました。磁気圏の活動が強まっています。
2023/10/28 13:08 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。太陽も穏やかな状態です。
2023/10/29 12:57 太陽風が高速になっています。磁気圏の活動も高まっています。
2023/10/30 13:51 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的な状態が続いています。
2023/10/31 12:30 太陽風は高速の状態が続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。
最新のニュース

2023/11/ 1 14:15 更新
太陽風の速度は次第に低下して、やや高速になっています。

担当 篠原

久しぶりに太陽で目立つ規模の活動が発生しました。

1つ目は、今朝、1日5時(世界時10月31日20時)に、
南東の端の少し向こう側(左下)である程度の規模のフレアが発生し、
太陽の左に向かってコロナの噴出が発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
このフレアの直前に、隣の領域でC3.9の小規模フレアが、
すぐ後にもC6.9の小規模フレアが発生しています。

2つ目は、1日6時(世界時10月31日21時)頃、
太陽の南側(下側)で発生したフィラメント噴出です。
こちらは、GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
薄暗く見えるダークフィラメントが、
下に向かって噴き上がっています。

これらの現象により、太陽の左側と下側に向かって、
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画をご覧下さい。
どちらも横向きに飛び出している様で、
地球への影響はないでしょう。

南東の端の領域は、
今後も活動が続くのか注目してください。


太陽風は、速度が500km/秒から470km/秒へ下がり、
やや高速くらいになっています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、小幅で南北にゆっくり変化しています。
南向きになった頃に磁気圏の活動が強まり、
AE指数で600nT程度の変化が発生していますが、
その他の時間帯は穏やかです。

今回の高速太陽風は終わりに近付いている様です。
SDO衛星AIA193を見ると、
南東の端近くにコロナホールが見えています。
次の影響はこの領域になるのでしょうか。




太陽の北東の端の少し向こう側で発生したフレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左側と下側へ向かって噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。