宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:43)
今日、M2.3の中規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 7 07:52 C2.7
06:24 M2.3
03:50 C4.8
01:00 C3.2
12/ 6 22:45 C3.6
21:41 C1.7
17:08 C9.4
14:31 M2.1
13:39 C2.7
11:48 C3.9
09:54 C3.8
07:54 C5.0
06:02 M1.4
04:10 C5.6
02:45 C8.6
01:59 C7.4
00:23 C2.9
12/ 5 22:27 C5.2
20:49 C4.2
19:04 C3.0
18:30 C3.7
17:55 C5.7
15:37 M1.5
12:54 C2.7
12:18 C5.9
10:34 C2.0
08:52 C3.0
08:13 C4.7

黒点 12/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
3505 1 α ---
3507 9 β C1
3508 1 α ---
3510 12 β C6
3511 11 βγ C9
3512 1 α ---
3513 8 β M2
3514 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 529 -0.0
-2 h 549 +0.0
-4 h 567 +0.0
-6 h 567 -0.0
-8 h 564 +1.0
-10 h 581 +1.5
-12 h 592 +0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -17 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
12/ 7 0.3 2x10^3
12/ 6 0.3 6x10^2
12/ 5 0.3 1x10^2
12/ 4 0.4 1x10^2
12/ 3 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/12/ 2 10:05 太陽風の強まりが到来して、磁気圏の活動も強まりました。
2023/12/ 3 14:51 太陽風と磁気圏の乱れは終わっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2023/12/ 4 12:37 高速太陽風が到来しました。磁気圏は穏やかな状態です。
2023/12/ 5 11:58 高速の太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2023/12/ 6 12:41 太陽でフレアが頻繁に発生しています。11月の黒点相対数は 105.4 でした。
最新のニュース

2023/12/ 7 12:43 更新
3513黒点群でMフレアの発生が続いています。太陽風は高速の状態です。

担当 篠原

太陽の北東の端近く(左上)の3513黒点群の活動が続いています。
昨日のニュースの後、6日14時半(世界時6日5時半)に
M2.1の中規模フレアを起こし、
以降、C9.4、C3.6、C3.2、C4.8などの
小規模フレアを起こした後、
今朝、7日6時半(世界時6日21時半)に、
この領域で5回目のMクラスとなる
M2.3の中規模フレアが発生しています。

昨夜以降の3513群の活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
X線グラフは、この2日間頻繁に高まりが発生しています。
活動の高まりはこの後も続くでしょうか。
注目してください。

また、太陽では、
昨日の昼、6日14時(世界時6日5時)頃に中心部北側で、
今日、7日10時(世界時7日1時)頃に北東側で、
フィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。

これらの噴出により、
CME(コロナ質量放出)が発生している可能性があります。
太陽の中心に近い領域で発生しているので、
磁場の強まりなどの太陽風の乱れが
地球へやって来る可能性があります。
その場合、到来は9〜10日頃でしょうか。
この時、太陽風の磁場が南向きに強まると、
磁気圏の活動が強まる可能性があります。


600km/秒に高まっていた太陽風の速度は、
今日未明から低下が始まって、
現在は530km/秒に下がっています。
高速の状態は続いていますが、
高速太陽風は終わりが近付いている様です。

太陽風の磁場強度は、3〜4nTとやや弱くなっています。
南北成分は、小幅で南北に変化しています。
磁気圏では、時々活動が強まって、
AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が数回発生しています。
グラフの後半は変化が少なくなっていて、
磁気圏は次第に穏やかになっている様です。



M2.3など3513黒点群の活動の様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の中心部北側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。