宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:40)
昨日、C9.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/13 --- ---
12/12 23:23 C2.6
22:34 C8.2
18:48 C3.0
12:31 C9.0
06:56 C1.7
00:06 C4.4
12/11 22:38 C3.7
22:04 C2.5
21:45 C2.2
19:53 C3.6
17:41 C3.3
09:18 C3.2
07:37 M1.4
07:19 C5.5
05:40 C7.3

黒点 12/13 (NOAA)
磁場 フレア
3513 7 β C2
3514 7 β C9
3515 1 α ---
3516 2 β ---
3517 2 β ---
3518 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 377 +1.8
-2 h 375 -0.7
-4 h 374 +4.1
-6 h 372 +3.9
-8 h 378 +4.2
-10 h 383 -0.7
-12 h 398 -6.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
12/13 0.2 5x10^2
12/12 0.3 2x10^3
12/11 0.3 1x10^3
12/10 0.4 1x10^3
12/ 9 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/12/ 8 14:02 CMEの発生が続いています。高速の太陽風は終わっています。
2023/12/ 9 13:31 M5.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/12/10 13:55 太陽風は平均的な状態です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2023/12/11 12:57 3511黒点群のフレアが続いています。太陽風は低速です。
2023/12/12 12:16 小型の彗星が太陽に近付いています。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/12/13 13:40 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

太陽に接近していた彗星が
見えなくなるまでの動画を掲載します。
この後の写真を見ても、
通り抜けた後の姿は確認できませんでした。


太陽風は、昨日のニュースの後に、
磁場強度が4nTから9nTへゆっくり強まり、
11日21時(世界時11日12時)には
13nTへ急に強まる変化が発生しています。

この時、磁場の南北成分が、
-11nTと南向きに大きく変化しました。
速度は380km/秒とやや低速でしたが、
磁気圏の活動は一気に強まって、
AE指数は最大で1600nTに達する
大きい変化が発生しています。

その後、6時間ほどかけて
磁場の南向きの変化は次第に小さくなり、
北向きに切り替わりました。
AE指数の変化も次第に規模が小さくなり、
グラフの後半は静穏になっています。

CME(コロナ質量放出)による磁場の強まりが
やって来たのかもしれません。

SDO衛星AIA193では(ちょうど月が重なっています)、
西側に進んだコロナホールが
やや目立たない見え方になっています。
明日か明後日くらいに影響が始まるかもしれません。


太陽は、西側(右側)の3514黒点群で、
昨日の昼、12日12時半(世界時12日3時半)にC9.1、
昨夜、12日22時半(世界時12日13時半)にC8.2と
大きめの小規模フレアが2回発生しています。

引き続き注目してください。



太陽に接近する小型の彗星。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。