宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 4/19 12:52 更新 M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 今朝、19日8時(世界時18日23時)に、 太陽の南東の端(左下)の少し向こう側で、 M4.4の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 このフレアの時に、 太陽の下側へ向かうプロミネンス噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 この噴出により、CME(コロナ質量放出)が 太陽の下側へ飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 太陽の向こう側の現象で発生した横向きの噴出なので、 地球への影響はないでしょう。 この後、活動的な領域が現れるでしょうか。 一方、太陽のこちら側では目立った活動は起きていません。 太陽風は、速度が450km/秒に少し上がり、 その後400km/秒に戻る小さい変化が起きています。 磁場強度は、10nTから5nTへ下がっています。 どちらも平均的な状態です。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は北寄り、後半は南寄りになっています。 この影響で、磁気圏の活動も穏やかな状態がしばらく続いた後、 AE指数で800〜1000nTの中規模の活動が続く様になっています。 現在はやや活動的です。 SDO衛星AIA193を見ると、 南半球のコロナホールは南西側(右下)に進んでいます。 この領域の影響で、 明日か明後日くらいから太陽風の速度が高まる可能性があります。 コロナホールの広がりが大きいので、 太陽風速度の高まりは1週間くらい続くかもしれません。 ![]() 太陽の南東の端で発生したM4.4の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() M4.4のフレアに伴って発生したプロミネンス噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 太陽の下側へ広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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