宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 6/30 12:50 更新 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わっています。H-IIA 50号機の打ち上げをどうぞ。 担当 篠原 昨日、29日1時33分に打ち上げられたH-IIA 50号機を、 地元の強みで、最南端佐多岬近くの海岸へ見に行きました。 80mm程度のレンズで撮影した画像を3枚紹介します。 1枚目は打ち上げ直後で、明るい炎の反射が海面に淡く見えています。 2枚目は固体ロケットブースターの燃焼終わり頃の噴出物が伸びてきれいな時。 3枚目は固体ロケットブースターの分離後で、 ロケットの後ろに白い光の点が2つ見えています。 今回は、打ち上げの3分40秒後くらいに轟音が聞こえてきました。 種子島までの距離と音速を考えると、発射時の音の様です。 気象条件の違いなのか、今回は良く聞こえた様に思います。 (と言うよりも、他の打ち上げでは気付いていませんでした) 550km/秒と高速だった太陽風の速度は、 今朝、30日6時(世界時29日21時)頃に500km/秒を割り、 現在は450km/秒まで下がって、平均的な速度に戻っています。 26日に始まった高速太陽風は、4日ほど続きました。 太陽風の磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 南北成分は、弱い南寄りになっています。 AE指数はグラフが太くなって、見にくくなっていますが、 変化の様子から小規模の活動が発生している様です。 太陽風の速度が下がってきたので、 この後の活動はより小さくなりそうです。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが西側(右側)に少し進んでいます。 2〜3日後くらいから、 この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。 太陽は、穏やかな状態が続いています。 X線グラフはC1の小さい変化が2回起きている程度です。
(c) 篠原 学 ![]() 佐多岬近くの海岸で撮影したH-IIA 50号機の打ち上げの様子。約1分30秒後。 (c) 篠原 学 ![]() 佐多岬近くの海岸で撮影したH-IIA 50号機の打ち上げの様子。約2分10秒後。 (c) 篠原 学 ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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