宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:50)
昨日、C4.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/30 --- ---
6/29 04:44 C4.1
6/28 --- ---

黒点  6/30 (NOAA)
磁場 フレア
4117 1 α ---
4118 5 β ---
4120 2 β ---
4121 1 α ---
4122 10 β ---
4123 5 β ---
4124 1 α ---
4125 1 α ---
4126 3 β C4
4127 7 β ---
4128 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 456 -1.5
-2 h 461 -1.7
-4 h 479 -1.9
-6 h 469 -0.9
-8 h 508 -1.8
-10 h 514 -1.6
-12 h 507 -2.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -26 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
6/30 0.4 1x10^4
6/29 0.4 8x10^3
6/28 0.3 6x10^3
6/27 0.3 2x10^3
6/26 0.2 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 6/25 12:03 太陽風は平均的な状態で推移しています。太陽は穏やかです。
2025/ 6/26 14:04 高速太陽風が到来し、速度は680km/秒に高まっています。
2025/ 6/27 13:29 太陽風の速度は740km/秒へ高まっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 6/28 08:44 太陽風は高速の状態が続いていますが、速度は下がり始めています。
2025/ 6/29 14:03 太陽風は高速ですが、速度は低下しています。
最新のニュース

2025/ 6/30 12:50 更新
太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わっています。H-IIA 50号機の打ち上げをどうぞ。

担当 篠原

昨日、29日1時33分に打ち上げられたH-IIA 50号機を、
地元の強みで、最南端佐多岬近くの海岸へ見に行きました。
80mm程度のレンズで撮影した画像を3枚紹介します。
1枚目は打ち上げ直後で、明るい炎の反射が海面に淡く見えています。
2枚目は固体ロケットブースターの燃焼終わり頃の噴出物が伸びてきれいな時。
3枚目は固体ロケットブースターの分離後で、
ロケットの後ろに白い光の点が2つ見えています。

今回は、打ち上げの3分40秒後くらいに轟音が聞こえてきました。
種子島までの距離と音速を考えると、発射時の音の様です。
気象条件の違いなのか、今回は良く聞こえた様に思います。
(と言うよりも、他の打ち上げでは気付いていませんでした)



550km/秒と高速だった太陽風の速度は、
今朝、30日6時(世界時29日21時)頃に500km/秒を割り、
現在は450km/秒まで下がって、平均的な速度に戻っています。
26日に始まった高速太陽風は、4日ほど続きました。

太陽風の磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。
南北成分は、弱い南寄りになっています。
AE指数はグラフが太くなって、見にくくなっていますが、
変化の様子から小規模の活動が発生している様です。

太陽風の速度が下がってきたので、
この後の活動はより小さくなりそうです。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールが西側(右側)に少し進んでいます。
2〜3日後くらいから、
この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。


太陽は、穏やかな状態が続いています。
X線グラフはC1の小さい変化が2回起きている程度です。



佐多岬近くの海岸で撮影したH-IIA 50号機の打ち上げの様子。約20秒後。
(c) 篠原 学


佐多岬近くの海岸で撮影したH-IIA 50号機の打ち上げの様子。約1分30秒後。
(c) 篠原 学


佐多岬近くの海岸で撮影したH-IIA 50号機の打ち上げの様子。約2分10秒後。
(c) 篠原 学


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。